和田秀樹さんの「負けない大人のケンカ術」という本を読みました。「勝たなくてもいいから負けないようにしよう」ということみたいです。「負けないで」という言葉が気にかかりますよね。

 負けない大人のケンカ術 (祥伝社黄金文庫)

和田秀樹さんの文章はとても読みやすいです。和田さんは精神科のお医者さんなので理論的な話が多いのかなと思っていましたが、テレビで話題になった「半沢直樹」が取り上げられていたり、日常生活でよく見かける出来事を使って説明していたりして、楽しんで読むことができました。

私のお気に入りは、第5章の「負けぬが勝ち!九勝一敗より一勝九敗のほうがよい」で「負けてもいいところでは負けてもいいから、負けてはいけないところでは絶対に負けないようにすること」と書いてあったところです。負けてもいいんだ、と思えることって大事な気がします。

他にも「少なくとも引き分けに持ち込むか、負けたようにみえない負け方をすべき」であるとか「負けは最小限にすべき」とも書いてありました。大人には「しぶとさ」と「したたかさ」が必要だ、ということでした。

確かに大人になると、白か黒かで片付かないことが多いですよね。その中間をどうやって生きていくかの知恵を持つことは大事だなと思いました。