ここで紹介する映画は私の主観が多分に入るとは思いますが、中年世代の方に共感していただけるのではないかと思う映画を紹介してみようと思います。年齢を重ねるにつれて、若い頃とは違った映画が気になってきますよね。映画選びの参考にしていただけるとうれしいです。

「英語の勉強になる映画」は、別のページで紹介しています。英語に興味がある方はこちらも併せてご覧下さい。

おとなの恋には嘘がある

大人の恋には嘘がある(原題: Enough Said(2013))です。

2014年にミニシアターでひっそりと公開された作品ですが、中年世代の会話が等身大でウイットに富んだとても良い映画です。残念ながら、Web上のホームページはなく、配給元のfacebookページ(FOXサーチライト・ピクチャーズ)が情報提供元になっています。物語のあらすじは、こちらのサイト(映画の時間)が見やすいです。中年になると、こういうリアルな作品も抵抗なく見れるようになって、今更ながら大人になったことを実感します。

8月の家族たち

8月の家族たち(原題: August: Osage County(2013))です。

メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ユアン・マクレガーという豪華共演でも話題になりましたが、それ以上に親の老後に関わる家族の葛藤がリアルに描かれていて、そちらの方が印象に残る作品です。母役のメリル・ストリープと長女役のジュリア・ロバーツの丁々発止のやり取りが鬼気迫るものを感じます。

8月の家族たち公式サイト



アイランド

アイランド(原題: The Island(2005))です。

もうハリウッド映画は見飽きたよ、とおっしゃるかもしれませんが、この作品をお薦めするのはSFとか特撮とかが優れているからではなく、ストーリーにゾーッとしたからです。主人公役のユアン・マクレガーは「クローン人間」です。彼は大金持ちのクローンとして「製造」され、本人はクローンであることを知らされていませんでした。あることをきっかけに、彼はその事実を知ります。はたして彼はどうするのか。

この「アイランド」というタイトル、文字通り「楽園」の意味なのですが、楽園へ行くということは実は・・・。是非見てみて下さい。ゾーッとします。



マネーボール

マネーボール(原題: Moneyball(2011))です。

ブラッドピット演じる主人公は44歳の元プロ野球選手で球団のGMジェネラルマネージャー)。低予算でメジャーリーグの優勝を勝ち取るために、選手成績の統計データを使ってチーム作りをしようとします。しかし、古い慣習の野球業界から猛反発を受けます。一部を除いて実話です。今までの人生に後悔を持つ中年の主人公が人生の節目でどういう決断をしていくか、その心の葛藤が中年世代に響くと思います。

 Wikipedia: マネーボール (映画)



エンディングノート

砂田麻美監督のエンディングノート(2011)です。

中年は親との別れが現実的になってくる世代です。親がガン宣告されたら、家族は何を思うのか? がん宣告を受けた本人は何を考えるのか? 中年なら誰もが気になるこの話題をドキュメンタリーとして記録しています。この映画では、がん宣告を受けたお父さんをカメラでずっと追っていきます。撮影したのは砂田麻美監督本人で、ガン宣告を受けたお父さんの実の娘さんです。身内が撮影していることもあって、お父さんの会話も自然です。そんな元気なお父さんも最後は亡くなってしまいます。

この作品は真のドキュメンタリーですが、どことなく人に対して優しいまなざしが感じられます。監督の思いが映像に映し出されているんだと思います。(なぜ自分の父親を撮影したのか? なぜ冷静に撮影し続けられたのか? など、気になる点に関しては、DVD附属の別冊子に監督本人のコメントが書かれています)

残念ながらこの作品は有料動画配信サービスやDVDレンタルでは見ることができません。でもとても価値ある作品だと思うので、ぜひご覧になってください。