CTスキャンとは、体をらせん状に撮影して、輪切りの画像を作成する装置で行う検査のことです。従来はヘリカルスキャニング型が多かったですが、最近は被曝量が少ないマルチスライス型も登場しています。

CT検査は装置付属のベッドに寝ているだけで終了します。1回の測定はたった10秒ほどです。MRI検査のように、ヘッドギアやヘッドフォンを装着する必要はありません。体への負担がほとんどなく、ただ寝ているだけで全身をくまなく調べることができるので、費用対効果が抜群だと思います。

検査の種類としては、胸部用(肺周辺)と腹部用(下半身)があり、検査項目としては別になっています。ただし、2つの検査を両方受ける場合は同時に測定してくれるため、1度の測定で完了します。

今回私が受けた時は、測定は3回ほど行っていました。体の負担は一切ありません。ただ寝ているだけです。その3回が撮影のやり直しだったのか、胸部と腹部とに分けて撮影していたのか、わかりませんでしたが、何はともあれ検査はあっという間に終了しました。

若干の費用はかかりますが、体の苦痛もなく、それでいて全身のがんを早期に発見できるため、やっておいて損はない検査だと感じました。