MRIとは、磁場の共鳴作用を使って体の画像を撮像する検査です。MRAは、MRIの技術を使って、脳動脈の狭窄や閉塞動脈りゅうを発見することができます。
MRIを受けたことがない人のために説明すると、まずはベッドに仰向けになります。その後ヘッドギアのようなものを装着します。MRI検査は精密さが要求されるため、頭が不用意に動かないようにするためです。
私は今回が2回目のMRI検査だったので大丈夫でしたが、この体が動かせない感じがちょっとしたパニック状態になりがちなので、初めての人は注意してください。コツとしては、目を開けないことです。目を開けると、自分があたかも拘束されているかのような錯覚を受けて、パニックになりやすいです。目をつぶって心を落ち着かせて、冷静を保ちましょう。
もう一つの注意すべきは、MRI機器が出す爆音です。通常はこの爆音を和らげるため、ヘッドフォンを装着します。音楽はクラシックなどが流れています。ここで、爆音が嫌だからといって、あまり真剣に音楽を聴こうとしない方がいいです。
検査が始まると、爆音が大きすぎて音楽が聞こえなります。あまり音楽に頼りすぎてしまうと、聞こえなくなったとき、一気に不安になってしまうからです。また、流れている音楽が好きな場合は良いのですが、好きでない場合は逆に不安になる可能性があります。むしろ爆音の音色を楽しんだ方がいいです。色んな音がして結構面白いです。爆音の音に身を任せましょう。
検査は約20分ほどかかります。何もすることがないので、結構長く感じます。「あの残り何分だ」などと、心の中でカウントダウンすると疲れるので、ぼーっと待ちましょう。じきに終わりますから(笑)。
慣れの問題もありますが、MRIの設備の善し悪しによっても、検査を受けているときの印象が違うように感じます。今回検査を受けた時のMRI機器の方が、以前受けた時の機器に比べて、爆音の音色が耳に心地よかったです(笑)。たぶん設備が最新のものだったからだと思います。検査施設を選ぶときには、最新機器を備えたところを選択した方が精神的にもいいと思いました。