独身の人には生命保険は要らない(万が一の時のことがあっても、困るのは自分だけなので)ということに気づいて、保険関係は解約または減額を進めていたのですが、

「脱・老後破産マニュアル―――40代50代から準備する合理的なマネープラン/長崎寛人」

という本を読んで、年老いて介護が必要になった場合は話が別だということに気づきました。
私が必要だと感じたのは、介護保険という種類の保険です。

介護保険について

介護保険とは「要介護X(Xによって保険額が異なる)以上になったら、保険金が支払われる」というものです。このタイプの保険は選択肢も少ないので、割と簡単に選ぶことができます。

私は「終身保障型、かつ、掛け捨て型」の中で一番安価だった、
ソニー生命の「終身介護保障保険(低解約返戻金型/無配当)
を選びました。

この介護保険は加入した年齢に応じて毎月一定額の掛け金が必要になりますが、介護が認定されると支払いが免除されます。介護が必要になると、一時金60万円、年間60万円が支給されます。

この介護保険の払い込み額と受け取る額のバランスをざっくり計算してみたところ、80歳ぐらいが分岐点で、80歳以降に要介護認定されると、支払った額よりもらう額の方が多くなる設計になっているようです。

公益財団法人 生命保険文化センターの「介護にはどれくらいの年数・費用がかかる?」によると、介護状態になると平均で59.1ヵ月、月々で7.9万円かかると試算されているようですから、ちょうど良いぐらいではないでしょうか。

保険の代理店について

ソニー生命は保険外交員がいないため、「保険見直し本舗」などの代理店を使って申し込むのが簡単で便利です。(私も家の近くの「保険見直し本舗」を利用しました)

自分が都合の良い時間に店舗に予約を入れておくと、対面で対応してくれます。保険の代理店というと勧誘が気にかかりますが、私の場合は全くそんなこともなく、自分が決めておいた保険を淡々と申し込むだけで済みました。

終身保障型は徐々に消えつつある運命のようで、このソニー保険の掛け金もいつの間に値上げされていました。値上げするということは、今後、介護が必要になる人の数が増えていくということなんでしょう。さらに加入時期が後ろになると、月々の掛け金も増えていくので、早めに加入しておいた方がいいかもしれません。