世田谷美術館の「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」を見に行ってきました。
世田谷美術館はちょっと駅から離れたところにあるんですよね。前に訪れた時は東急電鉄田園都市線の用賀駅から行ったのですが、用賀駅がモダンすぎて駅から脱出するのに手こずった覚えがあったので、今回は小田急電鉄小田原線の千歳船橋駅から行ってみたのですが、はずれでした・・・(苦笑)。道順は単純で良いのですが、すごく遠いです。もし行かれる場合は、用賀駅からの方が良いと思います。
世田谷美術館ではマルク・シャガールの版画の企画展が行われていました。シャガールの版画だけを集めた展覧会は初めてでした。神奈川県立近代美術館の望月冨昉コレクションからの出品だそうです。
企画展の作品の撮影は不可でしたが、企画展の入口までの間だけ撮影できました。
シャガールの版画作品は今までも断片的に何度か見たことがありますが、一番まとめてみたのは長野県のハーモ美術館にあった「ポエム」でした。作品24点が全て揃っていたと思います。
練馬区立美術館の企画展「本と絵画の800年 吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション」でも「ダフニスとクロエ」の一部を見た覚えがあります。
この展覧会に行った時の感想、書くの忘れてました。とりあえず写真だけ。(^_^;
今回の世田谷美術館の展覧会では、「ポエム」は全24点中15点、「ダフニスとクロエ」は全42点が全て出品されていました。その他、モノクロの作品や見たことがない作品もありました。特に「ダフニスとクロエ」は、作品が華やかなこともあって、全作品揃うと壮観でした。
企画展のあとに、世田谷美術館の常設展「ミュージアム コレクションⅠ 山口勝弘と北代省三展 イカロスの夢」も観賞しました。
どこが良かったとかは細かくは説明できないのですが、作品を見ていて何か感じるものはありました。こういう感覚は何なんでしょうね。それが美術展を見る醍醐味なのかもしれませんが・・・。企画展に行く機会があれば、ぜひ常設展も見て欲しいと思います。
この常設展のパネルの説明で「実験工房」というキーワードが気になりました。今回の常設展はこの「実験工房」を取り巻く芸術家を取り上げた展示だったようです。展示されている作品の中に大辻清司氏の写真があったのですが、偶然かどうかわからないのですが、先日行った東京国立近代美術館の常設展「MOMATコレクション」にも大辻清司氏の写真のコーナーがあったんですよね・・・。
所蔵作品展 MOMATコレクション (2023.5.23–9.10)
7室 「実験」と「共同」生誕100年大辻清司(1)
8室 「具体」と「物質」生誕100年大辻清司(2)
9室 上原2丁目 生誕100年大辻清司(3)
同じ時期に同じ芸術家の作品が複数の美術館に展示されていて、そこに「実験工房」というキーワード。ちょっと気になったので、あとで調べてみようと思います。
「MOMATコレクション」にもシャガールの作品が展示されていました。