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長野県安曇野市にある碌山美術館に行ってきました。

今回長野県に行ったのは、たぶんこれで最後と思われる「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を使って行くことができる場所だったからです。2022年秋にもJR東日本パスを使って東北地方に旅行しましたが、今回は長野県の美術館を巡ることにしました。このあとしばらくは長野県の旅の投稿が続きます(笑)。

この碌山美術館はJR小糸線の穂高駅という駅が最寄り駅なのですが、穂高駅にたどり着くための電車を時刻表で探すことが旅のスタートでした。首都圏で暮らしていると電車の本数が多いことに慣れていますが、地方にいくと1時間に1本か2本が普通です。松本駅までは特急で行くことができますが、小糸線との接続を確認しないといけません。JR東日本パスのおかげで、時刻表を駆使した旅にだんだん慣れてきました。

穂高駅に到着して碌山美術館までの道すがら、壮大な北アルプスが目の前に広がります。長野県に来たんだなぁと実感しました。
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歩いて10分弱で碌山美術館に到着します。ひとけもあまりなく、首都圏の美術館とは違って新鮮です。
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碌山美術館の敷地には展示棟がいくつかあり、全体が庭のようになっていました。私が入場した日はお客さんは数人ほどしかおらず、ゆっくり観賞できました。

碌山館は碌山美術館の彫像がたくさん展示されています。建物も素敵です。
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荻原守衛(碌山)という人のことはあまり詳しくないですが、色々な展覧会を見ていると、ちょくちょく登場するんですよね。以前、東京・新宿の中村屋サロン美術館で「」という作品を見た印象がいちばん強いです。この碌山美術館にもありました。

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荻原守衛 「女」(1910年・重要文化財)

デスペアって “despair”(絶望)のことですかね。
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荻原守衛 「デスペア」(1909年)

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荻原守衛 「坑夫」(1907年)

杜江館と第一展示棟は撮影不可だったので写真はないですが、高村光太郎などの有名な絵画がたくさん展示されていました。第一展示棟はドアが開けっ放しになっていたりして、開放感がありました。

第二展示棟は私が訪問したときは「生誕140周年 彫刻家 戸張孤雁展」の展示でした。
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戸張孤雁は荻原守衛の学友だったようですね。
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戸張孤雁 「荒川堤」(1920年)

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戸張孤雁 「虚無」(1920年)

碌山美術館の帰りにJR穂高駅の近くにある穂高神社に参拝してから次の目的地に向かいました。
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