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今日はJR東日本「東京感動線」のイベント(「上野アートクロスまちあるき~駅とまちで感じるアートツアー~」)で上野に行ってきました。

先日、上野駅から朝倉彫塑館まで歩いた時

朝倉彫塑館 2023年2月

黒田美術館と東京藝術大学を通りかかったのがきっかけで、たまたまこのイベントを見つけました。

イベントは上野駅からスタート。スタッフの方に上野駅のアートスポットをいろいろ説明してもらいました。上野駅中央口の壁にこんな絵があるなんて知りませんでした。絵の由来も説明してもらって理解が深まりました。
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平山郁夫「ふる里・日本の華」(1985年・ステンドグラス)

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猪熊弦一郎「自由」(1951年)

この後も、昔の上野駅の名残の場所(昔の正面口、天井)、中央口2Fの回廊の東京藝術大生の作品展示、上野駅構内(入場券なしで特別に入場)の1Fフロアにある13番線(13.5番線)。そこには「朝倉彫塑館」の朝倉文夫作の彫像もありました。(上野駅中央口の待ち合わせスポット「翼の像」も朝倉文夫の作品です)
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朝倉文夫 「三相 知情意」(1959年)

そしてエキュートがある3Fの通路、アートエリアに展示されている作品(「走って舞って|Run and Soar unintentionally by いくらまりえ」)を観賞。

上野駅をそんなにまじまじと観察したことがなかったので、いろいろ説明してもらって目から鱗でした。

今度は上野駅から東京藝術大学へ移動します。多くの人は上野公園の中を通って行くところを、今日は国立科学博物館・地球館の裏側を経由して行ったので、人工衛星「おおすみ」を打ち上げた発射台、

や寛永寺旧本坊表門、シロナガスクジラ(これは上野公園側からも見えますが)などのスポットを巡りました。国立科学博物館と東京国立博物館の前にはポケモンのマンホールがあったんですね。知りませんでした・・・。


マンホール(国立科学博物館側)チゴラス・ソーナノ
マンホール(東京国立博物館側)ヤジロン・ドーミラー

そして東京藝術大学へ。
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ここから東京藝術大の講師の方に説明を交代。東京藝術大の昔と現在を対比させて説明していただきました。大学のキャンパスは誰でも入場できる場合が多いですが、東京藝術大のキャンパスは東京藝大の学生でないと入ることができないようで、今回は特別に許可をもらって入場しました。

「赤レンガ1号館」は外からも見ることができますが、今回は特別に大学の構内から。レンガの劣化具合がよくわかります。この後「藝大アートプラザ」を紹介してもらって、東京藝大を後にします。
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最後は、黒田記念館へ。
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黒田美術館は日本近代洋画の黒田清輝の記念館で、入場は無料です。ただここには「特別室」という限られた期間しか公開されない部屋があって、今日はこの「東京感動線」のイベントに合わせて、特別にこの特別室を公開してくれたそうです(私たち参加者だけでなく、一般の方も観賞可)。特別室に展示されている4つの作品は、特別室にあるだけあってやはり素晴らしかったです。せっかく黒田記念館へ行くのなら、特別室が公開されている期間に行った方がいいなと思いました。

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黒田清輝「読書」(1891年)

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黒田清輝「舞妓」(1893年)

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黒田清輝「智・感・情」(1899年)

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黒田清輝「湖畔」(1897年)