東京都美術館の「シーレ展」に立ち寄ったついでに、近くの朝倉彫塑館に行ってみました。
朝倉彫塑館は「谷中ぎんざ商店街」で有名な谷中にあります。谷中でお寺巡りしたり、ぶらぶらしたついでに立ち寄るのが定番なのかもしれませんが、今回は上野の東京都美術館から歩いて行きました。所要時間は20分ほどです。
ここは彫刻家の朝倉文夫氏のアトリエだったところで、自ら制作した彫像がたくさん展示されています。玄関にあった彫像です。
私が訪ねた時は、生誕140年特別展「アトリエの朝倉文夫」が開かれており、当時のアトリエが再現されていました。写真撮影は不可だったので、写真は撮影できませんでしたが、部屋に入ると所狭しと彫像が並んでおり、これだけの彫像に囲まれるとかなりのインパクトでした。
彫像の展示とは別に、朝倉彫塑館全体が風情のある建物になっていて、中庭にある池(五典の池)などはしばらくぼーっと眺めていたくなるほどの美しさでした(ここも撮影は不可)。屋上庭園からは撮影可能だったので上から撮影してみましたが、雰囲気が伝わりますかね。別棟(旧アトリエ)の屋根の上には彫像が鎮座しています。
最後の展示室にあった彫像のみ撮影可能でした。撮影可能だった作品のひとつ、朝倉文夫の飼い猫の彫像です。
朝倉文夫 「たま(好日)」 (1930年 ブロンズ)
朝倉彫塑館は台東区立の施設なんですよね。入場料も手頃なので、近くに行った際には立ち寄ってみると良いかと思います。