熱海山口美術館 2022年11月

熱海にある熱海山口美術館に行ってきました。

熱海は以前にも行ったことがありますが、その時はなかったよなぁ、と思ったら、2020年12月に新しくできた美術館だったようです。

行ってみて驚いたのは、普通のマンションを流用して美術品を公開しているということです。美術品を飾っている部屋の外には住民も住んでいます。(ここより先には立ち入らないでください、と書いてありました)

入口も普通のマンションです。

その脇には岡本太郎のインパクトのある作品が。

こんな普通のマンションの中に美術品があるのかなぁ、と思いながら見学していると、予想外のお宝がたくさんで驚きます。作品のリストは公開されていないので、ホームページに掲載されていない作品をあえて紹介してみます。


ピエール=オーギュスト・ルノワール 「座する浴女」


ジョルジュ・ルオー 「教会」


マルク・シャガール 「サーカスより(PL21)」

この建物にこんな有名画家の作品がなぜ??という驚きを隠せません。ピカソをはじめ現代作品もたくさんあります。


パブロ・ピカソ 「人間喜劇Ⅱ」


パブロ・ピカソ 「Petit Visage barbu」

各部屋で作品を説明するビデオが流れていて、作品の詳細を知ることができます。「Petit Visage barbu」はピカソ自ら制作したと説明されていたような。


岡本太郎の作品


バンクシーの作品

ベランダには野外作品があります。

宮田亮平 「いるか」

日本の作品もあります。

竹久夢二 「緑簾處女図」


素敵な陶磁器(すみません、詳細はわかりません)


横山大観、北大路魯山など、日本画、陶磁器の部屋

入館料にドリンク代と絵付け体験のサービスが付いていて、作品を見終わった後に無料で飲み物を出してくれます。その時に、小皿に色付けするための専用のマジックが渡されて、お皿に自由に絵や文字を書いて渡すと、その場で電子レンジで陶磁器に焼き付けてくれます。自分で作ったお皿がお土産になります。なんて素晴らしいんでしょう。このフレンドリーなおもてなしが今回一番うれしかったです。お皿の写真を載せようと思いましたが、恥ずかしいのでやめておきます・・・。

その他、SNSにその場で感想をアップした画像をみせたり、美術館を見た後にアンケートに答えると、絵ハガキがもらえます(どの絵ハガキがもらえるかは、くじ引き方式でランダム)。これも入場者に優しいサービスだと思いました。

熱海に行く時はぜひ立ち寄ってみて下さい~。