中年世代になると、何にもしなくてもちょっとずつ太ってきます。新陳代謝が弱ってくるのが原因です。
さらに仕事や家庭でストレスが溜まると、たまに「ドカ食い」してしまったり、甘いものを食べてしまったり・・・と太る要因には事欠きません。
代謝が落ちてくるのは仕方がないことなので、必然的に身体に入ってくる食べ物に気をつかうしかありません。具体的には、食べる「量」と食べ物の「質」に気をつける必要があります。若い時と同じ食事をしていたのでは、もうダメということです。
知識編
基本知識として読んでおいた方がいい本を紹介します。
ヒトはなぜ太るのか?
海外の著者の本ですが、まさに「目から鱗が落ちる」ような非常に有用な本です。
ダイエットの話になると、世の中ではカロリーの多い少ないばかりが語られますが、本当はカロリーの数値は重要でない、ということを科学的に説明しています。
この本を読んでからは、あまりカロリーのことが気にならなくなりました。理論を理解したい人は一度読んでみることをお薦めします。
食べ物編
健康的にダイエットをするのに適した食べ物を紹介します。
スムージー (Smoothie)
スムージーとは簡単に言うと野菜ジュースです。
作り方に特にルールがあるわけでもなく、自分の好きな野菜や果物をジューサーを使って飲みやすくすれば、それで完成です。
ただ、初めはどういう野菜や果物を選んだらいいのか、どういう効果があるのかを知りたいと思うので、何か1つマニュアルとなる本を買っておいた方が安心できると思います。私は鈴木あさみさんの本で学んだので、ここではこの本を紹介しておきます。
鈴木 あさみ/Summy’sのカラースムージー2WEEKSダイエット
私が普段使っているジューサーもご参考まで紹介しておきます。1人用のジューサーで非常に安価ですが、これで十分使えます。
recolte Solo Blender レコルト ソロ・ブレンダー RSB-1
野菜や果物を買うのが面倒であれば、野菜や果物の成分を粉状にした市販のものを使ってもいいと思います。どんな方法であれ、色々試してみて自分で気づきを得るのが大事だと思います。
ダイエット法編
ストレスが比較的少なく、信頼性のあるダイエット法を紹介します。
ウォール・ストリート式ダイエット
アメリカ発のビジネスパーソン向けに作られたダイエット法です。
ビジネスパーソン向けとあって、非常に実践的に説明されています。各生活シーンにおける注意点やどういうことに注意してダイエットを薦めていったらいいか具体的に書いてあります。
アメリカのビジネスパーソン向けということもあり、取り上げられている例がアメリカの生活に準じた説明が多く、ちょっと読みにくいかも知れません。内容は良いと思います。
栄養密度 (N/Cレート)に注目したダイエット
栄養密度(N/Cレート)に注目したダイエット法です。このN/Cレートを提唱しているのは、ジョエル・ファーマン博士で、その著書に説明が詳しく書かれています。本の中では健康を式で表しており、
Health(健康) = Nutrition(栄養) / Calories(カロリー)
栄養をなるべく増やし、カロリーをなるべく減らす努力をした方が健康の値が上がると説いています。
ジョエル・ファーマン/100歳まで病気にならないスーパー免疫力
ポイントはお米、パン、ジャガイモといった私たちが大好きな主食系の食材はすべてN/Cレートが低いということです。これらの食材は胃の中に入って分解されると「砂糖」と同じ成分になってしまうため、実質、砂糖を食べているのと同じだからです。
一方、野菜や豆類は優れた食材として紹介されています。各食材の具体的な数値は、本の中に書かれています。
糖質制限ダイエット
京都の高雄病院の江部康二先生が提唱するダイエット法です。
基本的な考え方は、N/Cレートを使ったダイエット法に似ていて、主食系をあまり食べないようにすることで糖尿病になる可能性を下げようというものです。
糖尿病に既になってしまった人は病院でもらう薬との関係で問題が起きる可能性が高いので、この方法は推奨されていません。それ以外の人にとっては非常に有効な方法だと思います。
ネットの噂では、実績がないであるとか、他の病気になるのではないかと色んな憶測が飛び回っていますが、江部先生が自身のブログでよくある疑問について1つ1つ回答してくれています。
何か疑問があったら、江部先生のブログを見るといいです。このページでは江部先生の支持者である夏井陸先生の本を紹介しておきます。
糖質制限ダイエットに関してはもう少し追加情報があるので、別のページにまとめます。