中年になると、何にもしなくてもちょっとずつ太ってきます。新陳代謝が弱ってくるのが原因です。
さらに仕事や家庭でストレスが溜まると、たまに「ドカ食い」してしまったり、甘いものを食べてしまったり・・・と太る要因には事欠きません。若い時と同じ食事をしていたのでは、もうダメそうです。
ヒトはなぜ太るのか?
海外の著者の本です。
ダイエットの話になると、カロリーの多い少ないばかりが語られますが、本当はカロリーの数値は重要でない、ということを科学的に説明しています。この本を読んでからは、あまりカロリーのことが気にならなくなりました。
100歳まで病気にならないスーパー免疫力
栄養密度(N/Cレート)に注目したダイエット法です。このN/Cレートを提唱しているのは、ジョエル・ファーマン博士で、その著書に説明が詳しく書かれています。本の中では健康を式で表しており、
Health(健康) = Nutrition(栄養) / Calories(カロリー)
栄養をなるべく増やし、カロリーをなるべく減らす努力をした方が健康の値が上がると説いています。ポイントはお米、パン、ジャガイモといった私たちが大好きな主食系の食材はすべてN/Cレートが低いということです。これらの食材は胃の中に入って分解されると「砂糖」と同じ成分になってしまうため、実質、砂糖を食べているのと同じだからです。
一方、野菜や豆類は優れた食材として紹介されています。各食材の具体的な数値は、本の中に書かれています。
炭水化物が人類を滅ぼす
京都の高雄病院の江部康二先生が提唱するダイエット法(糖質制限ダイエット)に関する本で、これは夏井陸先生の本です。
基本的な考え方は、N/Cレートを使ったダイエット法に似ていて、主食系をあまり食べないようにすることで糖尿病になる可能性を下げようというものです。糖尿病に既になってしまった人は病院でもらう薬との関係で問題が起きる可能性が高いので、この方法は推奨されていません。糖質制限ダイエットの効果に関しては、引き続き議論になっています。