投稿が前後しますが、宇都宮でみんみんの餃子を食べた時(ブログ内記事:宇都宮 餃子 みんみん)、ついでに栃木県立美術館のひろしま美術館コレクション展にも行ってきました。
ひろしま美術館には今まで2度ほど行ったことがあります。直近では2019年のポーラ美術館との共同企画「印象派、記憶への旅」の時に行きました。
この時に購入した図録は今も持っていますが、良くまとまっていて買っておいて正解でした。
広島は遠いこともあり何度も行くわけにもいかないので、この栃木県立美術館での企画展はうれしいです。
栃木県立美術館は宇都宮駅からちょっと離れたところにあります。宇都宮駅からバスで15分ほどで着くようです。ちなみに私は歩いてしまいました(^^;)。宇都宮駅西口からひたすらまっすぐ進み、餃子のみんみんの餃子通りを通り過ぎて、30~40分歩くとちゃんと着きます(笑)。
栃木県立美術館はかなり立派な建物でした。
展示されている作品の一覧は栃木県立美術館のホームページでは公開されておらず、貸し出している側のひろしま美術館のホームページにありました。
ひろしま美術館:貸出中の作品
美術館で配布されている紙のリストを見ると、共同開催の熊本県立美術館で公開されていた作品と栃木県立美術館で公開されている作品は一部異なるようです。(参考:熊本県立美術館「印象派との出会い」展出品リスト)
ひろしま美術館に行ったときは写真撮影可でしたが、今回の栃木県立美術館の企画展では撮影不可でした。館内の様子はYouTubeの動画が参考になります。
印象派との出会い―フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション(YouTube)
実際に見た感想としては、ひろしま美術館の代表作が多く展示されている印象を受けました。先日の笠間日動美術館の八王子市夢美術館での特別展(ブログ内記事:八王子市夢美術館 近代西洋絵画名作展)の時も感じましたが、外部の美術館へ貸し出す時はプライドをかけて自信作を出してくれるのということなのでしょうか。ひろしま美術館に行ったときには見ることができなかった作品が栃木の宇都宮で見ることができたりして、なんだか不思議な気分です。
図録は熊本県立美術館との共同編集です。価格は2500円です。
図録:印象派との出会い―ひろしま美術館コレクション
かなり立派な装丁で重い(苦笑)ですが、良い図録です。
印象派との出会い―フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション
2022/10/22~2022/12/25
栃木県立美術館
企画展で気になった作品です。
- ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
- ボロメ諸島の浴女たち (1872年頃)
- ウジューヌ・ブーダン
- ボルドー風景 (1874年)
- エドゥアール・マネ
- ばら色のくつ(ベルト・モリゾ) (1872年)
- エドガー・ドガ
- 浴槽の女 (1891年頃)
- アルフレッド・シスレー
- サン=マメス (1885年)
- クロード・モネ
- セーヌ河の朝 (1897年)
- カミーユ・ピサロ
- ボン=ヌフ (1902年)
- 黒田清輝
- 白き着物を着せる西洋婦人 (1892年)
- 洋燈と二児童 (1891年)
- ピエール=オーギュスト・ルノワール
- パリ、トリニテ広場 (1875年頃)
- パリスの審判 (1913-14年頃)
- 勝利のヴィーナス (1913年、ブロンズ)
- ポール・セザンヌ
- 曲がった木 (1888-90年)
- 座る農夫 (1897年頃)
- ポール・ゴーギャン
- 真珠のついた偶像 (1892-93年、ブロンズ)
- ボア・ダムールの水車小屋の水浴 (1886年)
- ジョルジュ・スーラ
- 村はずれ (1883年)
- ポール・シニャック
- ポルトリュー、グールヴロ (1888年)
- パリ、ポン=ヌフ (1931年)
- アンリ・ル・シダネル
- ジェルブロワ、胸像 (1902年)
- 離れ屋 (1927年)
- オディロン・ルドン
- 青い花瓶の花 (1912-14年頃)
- ピエール・ボナール
- 白いコルサージュの少女 (1930年)
- エドゥアール・ヴァイヤール
- アトリエの裸婦立像 (1909年)
- アンリ・マティス
- 赤い室内の緑衣の女 (1947年)
- ジョルジュ・ルオー
- ピエロ (1937-38年)
- アルベール・マルケ
- ポン=ヌフとサマリテーヌ (1940年)
- キース・ファン・ドンゲン
- ヴェネツィアの眺め (1921年)
- ラウル・デュフィ
- エプソム、ダービーの行進 (1930年)
- モーリス・ド・ヴラマルク
- 雪景色 (1920年以降)
- 岡田三郎助
- 裸婦 (1926年)
- 南薫造
- 春(フランス女性) (1909年頃)
- 藤島武二
- 日の出 (1931年頃)
- 岸田劉生
- 支那服を着た妹照子像 (1921年)
- 梅原龍三郎
- 裸婦 (1936年)
- 坂本繁二郎
- 繋馬 (1934年)
- モーリス・ユリトロ
- モンモランシーの通り (1912年頃)
- マリー・ローランサン
- メゾン・ムブレ (1912年)
- 牝鹿と二人の女 (1923年)
- レオナール・フジタ
- 裸婦と猫 (1923年)
- マルク・シャガール
- 私のおばあちゃん (1928年)
- 河のほとり (1973年)
常設展は栃木県立美術館のホームページにはさりげなくしか書いてありませんが、良い作品がありました。主な作品の前には無料の作品紹介カードが置いてあり、気に入ったカードを持ち帰ることができるようになっています。
以下、常設展で気になった作品です。
- クロード・モネ
- サン=タドレスの海岸 (1864年)
- カミーユ・コロー
- ヴィル=ダヴレーの池(洗濯女たちと水飼場に来る馬) (1847年)
- ジョン・コンスタブル
- デダムの谷 (1805-17年頃)
- ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
- 風景・タンバリンをもつ女 (1840-50年頃)
- レオナール・フジタ
- 花を持つ少女 (1918年)
- 刑部人
- 奥入瀬秋色 (1976年)
- 靉嘔
- レインボー・レインD (1977年)