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北澤美術館のガラス工芸に関する展覧会を短期間に2つも見てしまいました。

長野県に旅行するのを検討していたときに、たまたま東京・日本橋三越本店で北澤美術館の出張展があるのを見つけたのが、きっかけでした。場所もデパートの催物会場だったので、気楽な気持ちで出かけました。

特にガラス工芸に興味があるわけではないのですが、最近いろいろな美術館を訪ねていると、「エミール・ガレ」「ドーム兄弟」作というガラス工芸をよく見かけるなぁ、とは思っていました。はじめに意識したのは、鹿児島の長島美術館で素敵なガラス工芸のコレクションを見たときでした。

長島美術館 2023年1月

個々の作品の詳細はさすがに覚えていないものの「あぁ、あの時に見たガラス工芸の作家と同じ人かぁ」とピンときました。一度見たことがあるものはどこか頭に残っているものなんですね。

エミール・ガレとドーム兄弟
2023/2/16~2023/2/27
日本橋三越本店 本館7階 催物会場

開催されていた期間はかなり短く、展示会の存在はたまたま気づいた、という感じです。なんで三越の催物会場で展覧会をするのかと疑問に思ったのですが、三越は北澤美術館と古くから縁があったからなのかな、と想像しました。(ホームページの動画を参照)

デパートでの開催というもあってか、催物会場のすぐ横で、エミール・ガレやドーム兄弟の本物の作品の即売会が催されていました。店員さんがあちこちに配置されていて、販売中の作品に近寄ろうとすると寄ってくる気配をひしひしと感じたので、遠目で価格を確認したところ、目が飛び出るような価格でした・・・。作品を実際に買うことができることだけで凄いことですもんね。

展覧会の会場に入ると、催物会場とはいえ素晴らしいガラス工芸がたくさんで、

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エミール・ガレ「脚付杯(フランスの薔薇)」(1901年)

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エミール・ガレ「セイヨウオキナグサ文台付花瓶」(1894-1900年)

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ドーム兄弟「睡蓮のつぼみ」(1906年)/アネモネ文花瓶(1900年頃)

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ドーム兄弟「花鳥文角形花瓶(プレリアル)」(1900年)/「花鳥文鶴花瓶(プレリアル)」(1900年)/「花鳥文水差(プレリアル)」(1900年)

「プレリアル」が何のことだか全くわかりませんが、とにかくきれい(笑)。

写真は展示されている作品のごく一部で、こういう作品がたくさんありました。

デパートの催物会場で予習が済んだ(笑)ので、今度は本場の長野県の北澤美術館に行くことになるのですが、それは次の投稿で・・・。