ひさびさに八王子にある東京富士美術館に行ってきました。
私が訪れた時は、「世界遺産 大シルクロード展」の企画展が行われていました。
この企画展、中国各地の博物館から貴重な品をたくさん借りてきていて、かなり大がかりな企画展であるのは理解できたのですが、展示内容がコア過ぎて(苦笑)楽しむ境地に達しませんでした。(^_^;
周りを見ると、かじりついて見ている人もたくさんいたので、価値がわかる人にとってはかなり貴重な企画展かと思われます(予想)
「大シルクロード展」は私には敷居が高すぎた(笑)ので、残りの時間は常設展示を中心に鑑賞しました。以前この美術館に来た時は重めの作品が多いなぁという印象があったのですが、今回は「西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで」という展示だったこともあり、それほど重い雰囲気は感じませんでした。
東京富士美術館所蔵の作品は他の展覧会で見かけることが多く、「この作品は~の展覧会で見たことがあるなぁ」と思い出した作品がいくつかありました。
エドゥアール・マネ「散歩(ガンビー婦人)」(1880-1881年頃)
このマネの作品は確か練馬区立美術館で見ました。
ターナーの作品は三菱一号美術館の「テート美術館所蔵 コンスタブル展」でコンスタブルの作品と並べて展示されていたのを覚えています。
ジョセフ・マラード・ウィリアム・ターナー「へレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号」(1832年)
この「睡蓮」もきっとどこかで見たことがある気がします。どこかで見たかは覚えてませんが。(^_^;)
クロード・モネ「睡蓮」(1908年)
シスレーやプーダンの作品もありますし、
アルフレッド・シスレー「牧草地の牛、ルーヴシエンヌ」(1874年)
シダネルの作品もあります。
アンリ・ル・シダネル「黄昏の古路」(1929年)
このシダネルの作品を見た時、SOMPO美術館でシダネルの作品をたくさん見たことを思い出しました。
その他、風景画ではないコローの作品とか、
ジャン=パテイスト・カミーユ・コロー「もの思い」(1865-70年頃)
視線にドキッとしてしまう作品、
ホーファールト・フリンク「犬を抱く少女」(1630年代後半)
など、色々あって楽しめました。
あと「大シルクロード展」関連展示(特集展示「シルクロードと日本」)で、平山郁夫の作品が平山郁夫シルクロード美術館から来ていて、中でも
平山郁夫「楼蘭遺跡を行く・日」(2005年)
平⼭郁夫「楼蘭遺跡を⾏く・⽉」(2005年)
平山郁夫「⽂明の⼗字路を往く アナトリア⾼原 カッパドキアトルコ」(2009年)
は大迫力(写真撮影は不可)