JR東日本パスを使った美術館巡りの最後は諸橋近代美術館です。サルバドール・ダリのコレクションで有名な美術館ですね。
この諸橋近代美術館は福島県の猪苗代にあります。
猪苗代駅には新幹線が止まる郡山駅から「磐越西線」という電車に乗ると40分ほどで着きます。諸橋近代美術館へは猪苗代駅から五色沼方面行きのバス(バスはICカードが使えないので注意)で25分ほどです。
諸橋近代美術館へのバスの本数はかなり少ないです。(バスの出発時刻は磐越西線が猪苗代駅に到着する時間に合わせてあります)
私が訪れた時はたまたま、コレクションをめぐる6つの部屋「ルームス」という企画展が開かれていて、常設展示のダリとルノワールやゴッホなどの西洋近代絵画を同時に鑑賞することができました。
諸橋近代美術館はとにかくロケーションが素晴らしいです。紅葉の季節と相まって敷地全体が絵画のようでした。
展覧会の方は、ダリの作品に混じって西洋近代絵画がちりばめられていて趣向が凝らされていました。諸橋近代美術館はダリの作品以外の作品も所有しているようで、今回の展覧会ではそれらの作品が公開されているようです。ダリともう一つの柱であるPJクルックの作品も展示されていました。PJクルックの作品はダリと比べると親しみやすいですね。
ダリの作品は今までの展覧会でも時々は見かけてはいたものの、かなり個性が強いので自分の中で消化できずにいましたが、展示されている作品の数が半端じゃない(笑)ので、見ているうちに体に馴染んできました。色んなダリが目に入ってくるんですよね。(^_^)
個人的には廊下に展示されている彫刻群に心を打たれました。(ダリの主な作品は諸橋近代美術館が発行しているダリのガイドブックに載っています。西洋近代絵画も一部掲載されています)
今回展示されていた諸橋近代美術館所有の西洋近代絵画は、ダリのガイドブックにも一部掲載されていますが、掲載されていない作品がポストカードとして販売されていました。
ダリの作品は膨大すぎて紹介できないので、ダリ以外の主な西洋近代絵画のリストを挙げておきます。
(※写真撮影は全館不可でした)
- パブロ・ピカソ
- 貧しき食事 (1904年)
- 画家Ⅳ、1964年11月1日 (1964年)
- アルフレッド・シスレー
- 積み藁 (1895年)
- アンリ・マティス
- ベル・イルの花束 (1897年)
- マルク・シャガール
- 黄色と赤の花束 (1977年)
- テルトル広場 (1953-54年)
- 藤田嗣治(レオナール・フジタ)
- シーソー (1919年)
- ピエール=オーギュスト・ルノワール
- パリ郊外、セーヌ河の洗濯船 (1872-73年)
- モーリス・ドニ夫人 (1904年)
- ポール・セザンヌ
- 林間の空地 (1867年)
- モーリス・ユトリロ
- モンマルトルのソル通り (1914年)
- 田舎の旧道 (1918年)
- ジョアン・ミロ
- ふくろうを捕まえる女 (1970年)
- フィンセント・ファン・ゴッホ
- 座る農婦 (1884-85年)
- ジュール・パスキン
- 帽子を持つ少女 (1924年)