ブログの投稿は前後しますが、10月下旬に箱根のポーラ美術館にピカソを見に行ってきました。
ポーラ美術館開館20周年記念展 ピカソ 青の時代を超えて
2022/9/17~2023/1/15
ポーラ美術館
ポーラ美術館に来たのは2020年の「モネとマティス―もうひとつの楽園」ぶりです。この展覧会は、ひろしま美術館との共同開催ということで、図録はひろしま美術館と共同で制作されています。図録はネットで購入することができます。
ピカソ 青の時代を超えて PICASSO THE BLUE PERIOD AND BEYOND [ ポーラ美術館 ]
図録はかなり重いので、ネットで購入した方が楽だと思います(私もネットで購入しました)。展覧会では写真撮影不可です。ピカソの著作権の関係で写真撮影が不可であるのは理解できるのですが、以前ひろしま美術館で撮影できたピカソの作品も今回は撮影できなかったりして、よくわかりません。まぁ図録を買えばいいんですけどね・・・。
写真撮影が可能だったのは、ホームページでも紹介されているこの作品のみでした。
パブロ・ピカソ 海辺の母子像 (1902年)
今回の展覧会は、ひろしま美術館とポーラ美術館にあるピカソを集めた展覧会だと思っていたのですが、実際は色々なところからピカソが集まっていました。たくさんのピカソ作品を一度に見ることができてとてもお得ですが、全部ピカソなので、感覚がちょっと麻痺しそうになります(苦笑)。
バルセロナ・ピカソ美術館など、海外からの作品は初めて見るものもありましたが、国内にあるピカソ作品はどこかで見た覚えがある作品も多かったです。
ひろしま美術館所蔵の作品は、2019年のひろしま美術館との共同企画「印象派、記憶への旅」でいくつか見たものがありました。先日ブログで紹介した、栃木県立美術館の「ひろしま美術館コレクション」にピカソがなかったのは、ポーラ美術館に来ていたからだったんですね。
https://middle-aged-portal.com/going-out-alone/2022/tochigi_prefectural_museum_hiroshima_collection
国立近代美術館所蔵の「ラ・ガループの海水浴場」(1955年)は、「ゲルハルト・リヒター展」に行ったとき、常設展で見ることができました。以前のブログで写真を紹介していました。
それとは逆に、山形美術館の吉野石膏コレクション所蔵の「マリー゠テレーズの肖像」(1937年)は、先日、山形美術館に行ったときには見ることができず、ここポーラ美術館で見ることができました。
そして、笠間日動美術館の「画家とパレット」(1963年)も、先日、笠原日動美術館に行ったときは見ることができず、今回初めて見ることができました。なかなか難しいもんですね。
https://middle-aged-portal.com/going-out-alone/2022/kasama_nichido_museum_of_art
展示リスト一覧はネット上では公開されていないので、どんな作品が展示されているかは行ってのお楽しみです。ちなみに作品の展示期間が限られている作品がいくつかあります(主に国内の所蔵作品)。図録を見るだけでは、自分が行った時に実際に展示されていたのか正確にわからないかもしれません。会場で配られる出品作品リストを見ると、ひろしま美術館でのみ出品される作品もあるようです。逆にポーラ美術館でしか見ることができない作品もあるのかもしれません。
企画展以外の別の部屋ではポーラ美術館所蔵の他の画家の作品も見ることができます。こちらは写真撮影が可能です。例えば、
ピエール・オーギュスト・ルノワール レースの帽子の少女 (1891年)
などなど・・・。
せっかく箱根に来たので、近くにある彫刻の森美術館にも立ち寄りました。それはまた後のブログで。