預金通帳を捨ててはいけない

以前、ネット詐欺に遭ったという記事(「ネット詐欺にあってしまいました」)をブログに書きましたが、その後どうなったかに関する内容です。あれから半年経って、凍結した口座の残金(被害回復分配金)を分配する手続きを開始した、という内容の手紙がゆうちょ銀行から届きました。

その手紙によると「期間内に被害内容を申告すれば、詐欺に遭った金額が戻ってくる可能性がある」とのことです。

今回凍結された口座には残金が残っていたため、私の被害額も戻ってくる可能性があるようです。(詳しい説明は、預金保険機構の「振り込め詐欺救済法に基づく公告」を参照)

被害金を受け取るためにゆうちょ銀行に提出しなくてはいけない書類は、

  • 被害者回復分配金支払申請書
  • 本人確認書類の写し
  • 被害金を振り込んだ際の振込明細書の写し
  • 被害者回復分配金の受取を希望する預貯金口座の通帳の写し

と書いてあります。

ここで困ってしまったのが、預貯金口座の通帳の写しです。通帳が必要なんです。私は最近ネット銀行ばかり使っているせいか、通帳の姿を見た覚えがありません・・・。今回はゆうちょ銀行の口座に振り込んで欲しいので、ゆうちょ銀行の通帳が必要なのですが、どこを探しても見当たりません。

ゆうちょコールセンターに「通帳が見つからないので、クレジットカードではダメですか?」と聞いてみたところ、ダメとのこと。仕方なく郵便局に出向いて「通帳の再発行」をお願いすることにしました。

幸いなことに、ゆうちょ銀行は通帳の再発行は無料でした。(ただし、カードの再発行は有料)民間の銀行では通帳の再発行も有料であるところもあるようです。(参考:三菱UFJ銀行「通帳紛失・盗難時のお手続き」)

最近は通帳を使わなくても銀行のお金を出し入れができるので、以前に比べると通帳の重要度は減りましたが、よく考えると通帳には自分のサイン代わりの印鑑が押されてますよね。今回のトラブルがきっかけで、通帳は実はかなり重要な書類であるということがわかりました。

通帳は2週間ほどで郵送で自宅に送られてくるそうです。通帳はその場では発行してくれないんですね。普段は使わなくても、通帳はくれぐれもなくさないようにしてください。