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目黒で美術館巡りをしてきました。

一つ目は目黒区美術館です。目黒駅から10分ほどの場所にあります。

Google Mapには「道のり平坦」と書いてありますが、嘘です(笑)。坂を下ります。目黒は坂が多いですからね・・・。

こんなところに美術館があったとは知りませんでした。
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私が訪ねたときは「ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる」という企画展が開催されていました。区立の美術館であるにも関わらず、かなり力が入っているように感じました。戦前はフランスにではなくベルギーに留学した日本人がいたそうで、この企画展ではベルギーにゆかりのある芸術家を取り上げています。

ベルギー美術などというと「それは何?」とか思ってしまいますが、フランス絵画と似ていて親しみやすい作品が多かったです。目黒美術館のホームページに出品作品の概要を説明した動画があります。(出品作品リスト

画家の名前は児島虎次郎とかルネ・マグリットぐらいしか知らなかったですが、他の画家の作品も良いものが多くてちょっと得した気分です。絵画のほかに彫刻もたくさんあって、そちらも気に入りました。どこが良かったとかは説明できないんですけど(苦笑)。気に入った作品が多かったので、図録(2500円)も購入しちゃいました。個人的には、この企画展は当たりでした。この後、共催の岡山県の高梁市成羽美術館、新潟県の新潟県立近代美術館に巡回するようです。

目黒区美術館のあと、JR目黒駅に戻る(復路は上り坂です)ときに、久米美術館に立ち寄りました。

JR目黒駅の目の前に美術館があるとは・・・。ビルの8Fにあります。
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8Fへのエレベーター前には久米邦武の銅像が。
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久米美術館は、歴史家・久米邦武とその子供の洋画家・久米桂一郎の美術館なんですが、久米桂一郎という名前、どこかで聞いたことがあるなぁと思っていたら、先日国立西洋美術館で見た企画展

憧憬の地 ブルターニュ 国立西洋美術館

に作品がありました。そして写真を撮影してました。

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久米桂一郎 「林檎拾い」(1892年)

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久米桂一郎 「プレハ島」(1891年)

久米美術館の入館チケットがこの「林檎拾い」でした。国立西洋美術館で見た作品は代表作のひとつだったんですね・・・。先ほどの目黒区美術館の企画展にも久米桂一郎の作品がありました。

久米美術館はワンフロアのみの小さな美術館なので短時間で見終えることができます。JR目黒駅のすぐ目の前なので、気軽に立ち寄れますよ。