埼玉県ところざわサクラタウンの角川武蔵野ミュージアムで開催中の「タゴコレ 現代アートはわからんね」を見に行ってきました。
角川武蔵野ミュージアムは、隈 研吾氏が設計した個性的な建築物の中にあります。
タゴコレ 現代アートはわからんね
2023/2/4~2023/5/7
角川武蔵野ミュージアム
「タグコレ」はタグチアートコレクションの略で、ミスミグループ創業者の田口弘氏が集めた現代アートコレクションのことだそうです。
今回の展覧会が面白いのは、アート作品を「収集する側」の視点で構成されているところです。各作品の説明パネルは、通常であれば作品の背景や説明が書いてあるところですが、この展覧会では「いかにこの作品を獲得するのに苦労したか」について詳しく書かれています。作品を買う資金が足りそうになったとか、運良く買うことができたとか(笑)。
会場に入ると、館内は真っ暗です。展示されている作品も暗闇の中で展示されています。アンディ・ウォーホル(撮影不可)やキース・ヘリングの作品
見ただけで誰の作品かすぐわかる奈良美智の作品、
奈良美智 「盆栽ガール」 (1993年)
インド・カルカッタ生まれのラキブ・ショーの作品。この作品の説明に予算オーバーの話が書いてありました(笑)。
ラキブ・ショー 「ポピーの花の聖セバスティアヌス」 (2011-2012年)
そして最後は、スーパー・フレックスの作品。作品名は表示されている文字そのまんまです。
スーパー・フレックス 「世界の終わりってわけじゃない」 (2019年)
現代アートというと?マークが頭に浮かぶことが多いですが、この展覧会は片意地を張らず気楽に観賞することができました。
1Fの無料スペースには、液晶パネルに数字が次々と表示される、宮島達夫の作品もありました。
宮島達夫 「Floating Time V2-11-Sky Blue / V2-02-Yellow-Shanghai / V2-10-Pink」 (2000年)