松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2
2022/8/2~2022/10/23
松岡美術館
- ホームページ
- https://www.matsuoka-museum.jp/contents/6974/
- 作品リスト
- https://www.matsuoka-museum.jp/wp-content/uploads/2022/08/0a7ce050c231e3890e3d552bb2908acc.pdf
- 参考ページ
- https://tokyo-live-exhibits.com/pum_tkmnt_matsuokamuseum/
- わたしの芸術劇場 第79回:松岡美術館(東京都港区)
松岡美術館は以前から気になっている美術館でしたが、今回の展覧会では西洋画の展示もあるということで、良い機会なので行ってきました。
松岡美術館は松岡清次郎さんが個人で集めた私設の美術館とのことですが、収集品の分野はかなり幅広かったです。収集品は東洋の古美術が多いものの、古代エジプトや現代彫刻の収蔵品もあり、とても興味深かったです。他の美術館からは作品を借りず、全て自前の作品を展示するというポリシーもあっぱれです。
一階のフロアーは常設展示のものが多く(ただし今回の展覧会では中国青銅器は特別展示)、二階フロアーで企画展を扱っているようです。
一階の常設展示のものも、かなりインパクトのある作品が多く、展示室1の「古代オリエント美術」にはエジプトの棺があったり、展示室2の「現代彫刻」には、ヘンリー・ムーアやエミリオ・グレコの彫刻がありました。この現代彫刻がとても良く、写真に収めたかったですが、残念ながら撮影不可でした・・・。
展示室3の「古代東洋彫刻」にあった「インド彫刻」はとても表情が豊かで見ていて楽しかったです。
シヴァとパールヴァティー
二階フロアーは、展示室4の「霊獣の文様」と、展示室5と6の「西洋絵画展 -東洋のかおり」の展示でした。
「霊獣の文様」の方は、素晴らしい壺や陶器がたくさん展示されていて圧巻でしたが、この分野の知識が全くない(^_^;ので、素晴らしさが理解できませんでした・・・。
「西洋絵画展 -東洋のかおり」の方は、西洋画のコレクションでした。松岡美術館はこんな作品も所有しているんだぁ、と驚くばかり。
など、良い作品がたくさんありました。
写真撮影は不可でしたが、パブロ・ピカソの「ドラ・マールの肖像」やマルク・シャガール「婚約者」は、今回の展覧会の中で一番よかったかも・・・。
以下、気になった作品です。
- ヨン・フレデリック・ピーター・ポルティーリエ
- オリエントの少女像
- カール・ケンツラー
- 落日の海
- 円山応挙
- 栗小禽図 (江戸時代)
- ジョン・エヴァレット・ミレイ
- 聖テレジアの少女時代 (1893年)
- ウィリアム・アドルフ・ブーグロー
- 編み物をする少女 (1874年)
- ウジェーヌ・ブーダン
- 旅、水先案内人 (1884年)
- クロード・モネ
- サン=タドレスの断壁 (1867年)
- アンリ・モレ
- ラ・ド・サン、フィリニステール県 (1911年)
- アルベール・マルケ
- アルジェの港 (1942年)
- ツーロンの港
- ポール・シニャック
- オレンジを積んだ船、マルセイユ (1923年)
- 藤田嗣治
- 二人の子供と鳥籠 (1918年)
- 聖誕 (1918年)
- モイーズ・キスリング
- ブルターニュの女 (1927年)
- シルヴィー嬢 (1927年)
- アメデオ・モディリアーニ
- 若い女の胸像 (1916-17年頃)
- マリー・ローランサン
- 帽子をかぶった少女 (1924年頃)
- パブロ・ピカソ
- ドラ・マールの肖像 (1941年)
- マルク・シャガール
- 婚約者 (1977年)