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東京国立近代美術館の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を見に行ってきました。

正直なところ、この展覧会に行くか行かないか迷ってたんですよね・・・。タイトルから展示内容がだいたい予想できるじゃないですか(笑)。それでも出掛けたのは、私自身、実際にバルセロナにサグラダ・ファミリアを見に行ったことがあるので、若干興味があったからです。

展示は簡単に言うと、アントニ・ガウディの時代背景と作品の工法や構造、技術などを紹介する、という内容のもので、その最終形としてあの有名なサグラダ・ファミリアがある、といった流れでした。予想していたことですが、展示内容が専門的すぎて、内容が頭に入ってきません(苦笑)。これは建築やアートの専門家向けの展示会では?と思うほどでした。それなのに、かなりの混雑ぶり・・・。「この人たちは何を見に来ているのだろう」と不思議だったのですが、

私の予想では、多くの人は以前サグラダ・ファミリアを見に行ったことがあって、当時を懐かしがりたい人たち、だったんじゃないでしょうか。もし正解ならば、はい、それは正に私のことです(笑)。それ以外の人は業界のプロの人たちですね、きっと。図録を買っている人もかなりいましたし。私は今回はさすがに図録は買わなかったです。あとで見なそうですし。(出品作品リスト

写真を撮影できるコーナーはサグラダ・ファミリアのコーナーのみでしたが、またその展示内容がサグラダ・ファミリアの像の複製や模型という、なんともマニアックな・・・。例えばこんな感じです。

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私は5年ほど前に実際に見に行ったことがあるので、これはこれの複製でしょ?と、頭の中で変換していました。サグラダ・ファミリアの入口の上の方にたくさんの像が並んでいるんですよね。それも別々の像が。

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サグラダ・ファミリアはとにかく大きくって、近くで見るとこんな感じです。写真に収まりきりません。

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中に入ると天井が高いのなんの。ステンドグラスが外の光を取り込んで、よくこんな建物を作ったなぁ、と感心することしきりです。

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展覧会ではサグラダ・ファミリア以外にもガウディが手がけた建築物の模型や工法、備品の複製などが紹介されていました。展覧会で紹介されていた建築物で私が行ったところだと、

グエル公園
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カサ・ミラ
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カサ・バトリョ
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部屋の中から外を見ると、
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屋上は、
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どれもこれも「うねって」ますよね(笑)。これがガウディなんですよね。バルセロナにはこれ以外にもガウディの建築物がたくさんあります。ガウディは偉大だけど、こんな加工をしなくてはいけない職人さんも大変そうだよなぁ、と当時思っていたことを今思い出しました。(^^)

企画展の方はそんな感じでしたが、常設展「MOMATコレクション」の方は前回行った時、

重要文化財の秘密 / MOMATコレクション 東京国立近代美術館

とはまた別の作品が展示されていて、こちらは素直に楽しむことができました。私が気になった作品をいくつか。

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藤田嗣治 「パリ風景」(1918年)

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藤島武二 「港の朝陽」(1934年)

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松本竣介 「黒い花」 (1940年)

常設展は安心して見ていられますね。(^o^)