国立新美術館の「テート美術館展」に行ってきました。
この美術展も行こうか行くまいかちょっと迷いました。キャッチコピーに「英国を代表する国立美術館テートから光をテーマにした名品を集めました」と書いてあるのですが、なんかピンとこないなぁ、と思っただけなんですけどね。英国に行かずとも貴重な作品を見ることができるだけで喜ぶべきではあるんですが。
いざ来てみると、まぁ混んでること、混んでること。来場者みんなが、テート美術館ファンだったり、光に興味があるとも思えません。混雑の原因を観察してみたところ、どうもカップル向けのデートスポット、外国人観光客向けにちょうどよい催し物会場になっているようでした。確かにこの暑い中冷房が効いていて快適ですし、テーマが「光」なので撮影した写真も鮮やかでインスタ映えしますしね・・・。
作品の撮影は一部を除いてOKでした。ただ会場は大混雑ということで、気になった写真を撮るのが大変でした。きれいな写真は美術展のホームページの「作品紹介」を見ていただくことにして(笑)、ここでは素人が撮影した写真をご覧下さい。(^^)(作品リスト)
英国といえばこの人、ウィリアム・ターナ。
ターナは風景画の印象が強かったんですが、光の作家という見方もできるんですね。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナ「陽光の中に立つ天使」(1846年出品)
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナ「光と色彩(ゲーテの理論)─大洪水の翌朝─創世記を書くモーセ」(1843年出品)
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナ「湖に沈む夕日」(1840年頃)
もう一人の英国を代表する画家、コンスタブル。2021年に開催された三菱一号館美術館の「コンスタブル展」も確かテート美術館からの出品だったなぁ、と作品を見ていて突如思い出しました
ジョン・コンスタブル「ハリッジ灯台」(1820年出品?)
お馴染みの画家の作品もありました
アルフレッド・シスレー「ビィの古い船着き場へ至る小道」(1880年)
私が知っているピサロじゃないなぁ、なんて思ったりして
カミーユ・ピサロ「水先案内人がいる桟橋、ル・アーヴル、朝、霞がかった曇天」(1903年)
こんな何もない部屋を描ききるハマスホイはさすが
ヴィルヘルム・ハマスホイ「室内、床に映る陽光」(1906年)
幸せそうです
ウィリアム・ローゼンスタイン「母と子」(1903年)
インスタレーション作品もたくさんありました
ペー・ホワイト「ぶら下がったかけら」(2004年)
そして、ザ・ゲルハルト・リヒターです
以前行った、東京国立近代美術館の「ゲルハルト・リヒター展」
で、だいぶ慣れました(笑)
ゲルハルト・リヒター「アブストラクト・ペインティング(726)」(1990年)
たぶん混雑しているかと思いますが、よろしかったらお出かけください (^^)