大原美術館 2022年11月

今回の大塚国際美術館関連のパッケージツアー三つ目の訪問地は、大塚国際美術館、直島に引き続き、大原美術館です。

大塚国際美術館 2022年11月

直島 2022年11月

大原美術館は岡山県の倉敷にあります。倉敷はインスタ映えするスポットなので観光客も多いです。

大原美術館は日本で初めての私立の西洋美術館ということもあり、歴史ある立派な外観です。

魅力的な作品も豊富です。

YouTubeにアップされている映像を見ると館内の雰囲気がわかるかと思います。大原美術館の紹介で必ず出てくるエル・グレコの「受胎告知」は別部屋に一点だけ特別扱いで展示されています。

YouTube: 朝8時から絵画鑑賞・大原美術館のモーニングツアー!|きょうトピ!(2022年9月29日放送)

大原美術館に来るのは今回で2度目なので、館内の様子はだいたいわかっていて、多くの人はメジャーな作品がある本館に殺到します。特にパッケージツアーで行くと本館は人でごった返すことになるので、私は「工芸・東洋館」の方から見学しました。案の定、見学者は私だけでした(笑)。ちなみに別棟の「分館」は工事中で休館とのことでした。「工芸・東洋館」は全体的に地味ですが、貴重な作品がたくさん展示されているので、一度は見ておいた方が良いと思います。

工芸・東洋館を見終わった後、満を持して本館へ。

本館はかなり年季が入っていて歴史を感じさせます。本館は2Fで新展示棟に連結されています。本館の1Fは印象派などの作品、2Fは現代画。2Fの新展示棟とのつなぎの踊り場にエル・グレコの「受胎告知」があって、新展示棟に進む流れになっています。

大原美術館は、先日ブログにも書いた笠間日動美術館(ブログ内記事:笠間日動美術館 2022年10月)同様、現在展示されている作品を公開していないため、気になった作品は手書きでメモするしかありません(写真撮影は不可)。今回気になった作品を手書きメモしてきましたので、展示されていた(と思われる)作品を以下に列挙しておきます(全てではないです。私が印象に残っている作品のみ)。手書きのメモから復元したものなので、間違えがあってもご容赦ください。m(_ _)m

目次

本館1F

本館1Fは入口のすぐ後ろにあります。印象派の作品が多いですが、その以外の作品もあります。

児島虎次郎
和服を着たベルギーの少女 (1911年)
ジョゼフ・コーネル
無題 (ホテル:太陽の箱) (1956年)
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
ラ・フェルテ=ミロンの風景 (1855-65年)
ポール・ゴーギャン
かぐわしき大地 (1892年)
クロード・モネ
睡蓮 (1906年頃)
積みわら (1885年)
カミーユ・ピサロ
りんご採り (1886年)
ピエール=オーギュスト・ルノワール
泉による女 (1914年)
ジョヴァンニ・セガンティーニ
アルプスの真昼 (1892年)
ポール・シニャック
オーヴェルシーの運河 (1906年)
アンリ=マリー=レーモン・ド・トゥールーズ=ロートレック
マルトX夫人―ボルドー (1900年)
ピエール・ボナール
欄干の猫 (1900年)
エドモン=フランソワ・アマン=ジャン
(1912年頃)
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
幻想 (1866年)

本館2F

本館2Fは西洋の現代作品が中心です。入口と出口の壁の上方に巨大な絵巻風の絵画(名前は失念)があって迫力があります。部屋がゆったりとしているので落ち着いて見ることができます。

ジョルジュ・ルオー
道化師(横顔) (1925-29年)
アンリ・ルソー
パリ近郊の眺め バニュー村 (1909年)
パブロ・ピカソ
頭蓋骨のある静物 (1942年)
鳥籠 (1925年)
ジャクソン・ポロック
カット・アウト (1948-58年)
アンリ・マティス
マティス嬢の肖像 (1918年)
ジョアン・ミロ
夜のなかの女たち (1946年)
アメデオ・モディリアーニ
ジャンヌ・エビュテルヌの肖像 (1919年)
ジョルジョ・デ・キリコ
ヘクトールとアンドロマケーの別れ (1918年)
ジャン・フォートリエ
人質 (1944年)

2F本館と新展示棟との踊り場

エル・グレコ
受胎告知 (1590年頃-1603年)

2F新展示棟

現在は分館が休館中のため、分館に展示されていた日本の作品がここに展示されていたようです。

岸田劉生
童女舞姿 (1924年)
梅原龍三郎
竹窓裸婦 (1937年)
藤島武二
耕到天 (1938年)
安井曾太郎
外房風景 (1931年)
中村彝
頭蓋骨を持てる自画像 (1923年)
関根正二
信仰の悲しみ (1918年)
草間彌生
No.RED.Z.A.

1F新展示棟

この部屋には大原美術館と深い関わりがある児島虎次郎の作品があります。児島虎次郎の作品は西洋画ながら日本人ならではテーストにあふれています。

児島虎次郎
里の水車 (1906年)
凝視 (1909年)
睡れる幼きモデル (1912年)
朝顔 (1920年)
デッキ・パッセンジャー (1921年)
画室の夕 (1923年)
白衣の少女 (1926年)
初秋 (1927年)

大原美術館を見終わった後、近くにある倉敷市立美術館に行ったのですが、それはまた後の投稿で。


大原美術館で学ぶ美術入門