そろそろパソコンのOSをWindows11にしないとしないと思っている方、多いですよね・・・。今度のWindows11はハードウェアに求められる性能が以前と比べてだいぶ高いので、多くの人はそのままバージョンアップできないと思います。とはいえ、パソコンを新規で買うと、そこそこの性能で10万円台、性能をあげると20万円もかかるので、その出費も痛いです。

パソコンにそんなにお金をかけたくない(苦笑)ので、昔のパソコンにWindows11をインストールできないかなと調べたところ裏技があることが分かり、色々試してみた末、最終的に成功しました。\(^o^)/

作業の手間がまぁまぁ多いというのと、ある程度パソコンをいじる事ができる人でないとチョット厳しいですが(パソコン代の購入費が節約できるので)チャレンジする価値はあると思います。あくまでも裏技なので、試す場合はあくまでも自己責任で。健闘を祈ります。

難しすぎてダメそうな方は、通常のパッケージ版をお買い求めください~(笑)
Windows 11 Home 日本語版
Windows 11 Pro 日本語版

目次

事前準備

私のパソコンは5年前のWindows10のパソコンです。なので、かなり古いです。インストールできるかどうかは事前準備にかかっています。

TPMとセキュアブートを有効にする

バージョンはさておき「TPM」という機能が有効になっていないと、Windows11のインストールはどうも無理みたいです(最新のTPM 2.0でなくても大丈夫の可能性あり)。TPMはパソコン出荷時には通常は無効になっているので、Windows起動前のBIOS設定(機種により異なる。各自調べて下さい)で「TPM」を有効にする設定をなんとか見つけ出しましょう。私のパソコンは古いのでダメかと思っていましたが、よーく探したらありました。(かなりわかりづらい場所にありました)
TPM2.0とSecure Bootの設定方法

ハードディスクのパーティションをGPTにする

古いパソコンはMBRのままになっている可能性があります。以下の手順でMBRかGPTかを調査します。
今接続しているHDDやSSDがMBRかGPTか確認する方法
もしMBRだった場合は、以下の手順でGPTに変換します。
Windows 11がインストールできない(もっと知りたい人のためのよくある質問と回答)

レジストリに細工をする(1)

以下の記事に書いてあるレジストリの設定を手動で追加します。
【Microsoft公式情報+α】互換性チェックを回避してWindows 11にアップグレードする方法

レジストリに細工をする(2)

以下の記事のレジストリ設定も念のため追加しておきます。
Windows 11の要件を回避するための「しかけ」をしよう

インストールする

Windows11のイメージに細工をする

以下のサイトで紹介されているフリーウェア”MediaCreationTool.bat”をダウンロードして、未対応のパソコンでもインストールが出来るようなWindows11のインストールイメージを作成する。ダウンロードしたファイルを解凍した後に出てくる”MediaCreationTool.bat”を実行する(私は”Make USB”でインストールイメージをUSBメモリに作成しました)
サポートされていないPCをWindows 11にアップグレードする方法とは

【参考】Rafusというツールを使ってもインストールイメージは作成できるようです。
ローカルアカウントのOSセットアップも簡単 ~インストールメディア作成ツール「Rufus」v3.20

setup.exeを実行する

インストールイメージがある場所(私の場合はUSB)から、setup.exeを起動します。

追記:2022/9/24

上に書いた方法でWindows11のアップデートしたパソコンは、Windows11の年一度の大型アップデートの通知が来ないことが分かりました。下記の手順を踏めば、アップデートがインストールできます。上でも紹介したRafusというツールを使います。

Rafusをダウンロードする

以下のサイトからRafusの最新版をダウンロードします。
https://rufus.ie/ja/

RafusでWindows11の最新版をダウンロードする

以下のサイトの”Download Windows 11 22H2 ISO file from Rufus”の手順を実行します。.isoファイルがダウンロードできます。
How to download Windows 11 22H2 ISO file

ダウンロードした最新のWindows11のイメージ(.iso)をUSBに展開する

“How to download Windows 11 22H2 ISO file”の流れでそのままUSBを作成しても構いませんが、後でゆっくり作業を行いたい場合は一度Rafusを終了して、後日USBが用意できたときに先ほどダウンロードした.isoファイルをRafusで再度読み込んで「スタート」ボタンを押せば、isoファイルがUSBに展開されます。

「スタート」ボタンを押すと、Windows User Experience というオプションが表示されるので、
“Remove requirement for 4GB + RAM, Secure Boot and TPM 2.0”
“Remove requirement for an online Microsoft account”
の2つにチェックが入っていることを確認してください。

setup.exeを実行する

USB内にあるsetup.exeを起動して、Windows11のセットアップを実行します。