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東京・渋谷のBunkamuraが長期休館に入る前に、マリー・ローランサンの展覧会に行ってきました。

マリー・ローランサンの作品をまとめて見るチャンスは今までなかったので貴重でした。以前は「マリー・ローランサン美術館」という美術館があったようなのですが、今は閉館してしまったので、まとめて見るチャンスがないのも仕方がないのかもしれません。

今回の展覧会はマリー・ローランサン単独の展覧会というより、マリー・ローランサンが生きた時代がテーマになっていました。マリー・ローランサンはいわゆるキャリアウーマン的な人だったらしく、展示の後半には宿敵?ココ・シャネルとの関係なども展示されていて、そういう時代だったんだぁと、またひとつ勉強になりました。

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マリー・ローランサンの作品は線が柔らかくてトゲトゲしたところがないので、見ていて心が安まりますね・・・。

Bunkamura ザ・ミュージアムの展覧会は女性を意識した展覧会が多いですが、今回もそんな印象を受けました。展示の最後の方にシャネルのドレスが展示されていて、男性の私にはさっぱり・・・(苦笑)でしたが、女性は興味深く見ているんじゃないかな、と思ったりしました(単なる想像ですが・・・)。

展示されているマリー・ローランサン作品の多くはマリー・ローランサン美術館からのもので、写真撮影ができるのは今回の展覧会のメインビジュアルの

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マリー・ローランサン 「ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン」(1930年、マリーローランサン美術館)

のみでしたが、パリ・オランジュリー美術館、ポーラ美術館、ひろしま美術館などからの出品もあり、いろいろな作品が楽しめます。概要はYouTubeの予習動画が参考になります。

作品が良かったので、今回は図録(2750円)を購入しました。先日、倉敷市立美術館で東郷青児の作品を見ていた時にも感じた、ふんわり包まれている感じが心地よいです。

倉敷市立美術館 東郷青児 斎藤真一 それぞれの女性像

東京の展覧会はまもなく終了ですが、この後に京都、名古屋と巡回するようです。