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長野県の美術館巡りの最後は、軽井沢の「軽井沢安東美術館」に行きました。

軽井沢に来たのは今回が初めてでした。来る前は「旧軽井沢銀座」のイメージが強かったので、さぞ賑わっている場所なのだろうと勝手に想像していたのですが、

新幹線のJR軽井沢駅を降りると、駅の南側は西武鉄道系のリゾート(ショッピングモール、軽井沢プリンスホテル、スキー場など)があって賑やかですが、かなり人工的な賑わい(笑)です。一方、駅の北側は閑散としています。

ちょっと歩くとわかりますが、軽井沢はお金に余裕がある人たちがバカンスを過ごすためのリゾート地という感じなんですよね。人も少ないし、ぽつんぽつんとある宿泊施設もちょっとハイソな雰囲気を醸し出しています。よくテレビなどでみる旧軽井沢銀座は、駅から離れた場所にあって、バカンス中に立ち寄る洗練されたスポットという位置づけのようですね。

私はハイソな生活とは無縁なので、目的の軽井沢安東美術館に直行することにしました(笑)。軽井沢安東美術館の場所は、地図上ではそこそこ近いのですが、実際に歩くと、まぁまぁ歩きます(とはいっても、10分ぐらいですが)。道が広くて人もまばらなので、実際より遠く感じるのかもしれません。

閑散とした広い道を歩いて行くと、軽井沢安東美術館に到着します。
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軽井沢安東美術館は、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の個人コレクションの美術館です。実業家の安東泰志さん夫妻が個人コレクションとして収集した作品を軽井沢で公開しています。美術館が出来たのが最近ということもあって、とてもきれいな美術館でした。

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まず入場すると、美術館紹介のビデオを見る部屋(サロン ル ダミエ)でセルフサービスのコーヒーを飲みながらビデオを見ます。このビデオを見ると展示されている作品の概略が把握できるようになっています。飲み物を出してくれる美術館は「熱海山口美術館」以来でしょうか・・・。

熱海山口美術館 2022年11月

ビデオを見た後、順路に従って観賞するのですが、美術館に来ているというより誰かの家に来ているといった方がしっくりきます。それもそのはずで、美術館の設計思想として「自宅のような美術館」でくつろぐことを目的にしているからです。

展示されている作品は、現在開催中の企画展(藤田嗣治 猫と少女の部屋)の関連かもしれませんが、猫や少女の作品がとても多かったです。藤田嗣治は猫が好きだったようなので、猫の作品のコレクションも多くなるんでしょうね。

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藤田嗣治 「猫」より「座る猫」(1929年)、「ボールの前で眠る子猫」(1929年)、「眠る猫」(1929年)、「うずくまる猫」(1929年)

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藤田嗣治 「結婚式」(1949年)、「パリの屋根の前の少女と猫」(1955年)、「猫の教室」(1949年)

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藤田嗣治 「花舞う中の少女」(1959年)、「内気な子」(制作年不詳)、「少女」(1961年)

少女の作品はどれもちょっと癖があってドキッとします・・・。

撮影可だったのは展示室5のみでしたが、ほかにもたくさんの作品がありました。この軽井沢安東美術館の図録は一般の書籍になっているので、オンラインで購入できます。


藤田嗣治 安東コレクションの輝き

美術館の帰りは、JR軽井沢駅にある「峠の釜めし」で有名な「おぎのや」の販売店(軽井沢駅売店)で立ち食いそばを食べました。

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立ち食いそばなのに、ここでは生のそばをちゃんと茹でてくれます。

そしてお土産は「峠の釜めし」を購入して、

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家に戻ってきてから、おいしく食べました。(^^)

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