エドゥアール・マネは個人的に好きな画家のひとりだったので、このような展覧会はとてもうれしかったです。展覧会のメインテーマは、日本にいるマネに影響を受けた人たちを取り上げることのようでしたが、日本にあるマネの作品も数多く集められていて、とても得した気分でした。マネの作品は多くの展覧会で見ていますが、あれは海外にあるマネ作品なんですよね。
日本に現存するマネ作品の一覧が会場内のパネルで紹介されていました。このパネルの内容は公式図録にも収録されています。公式図録はネットでも購入できます。
図録に加えて、会場では「番外編図録」なる追加の図録集の予約(完成後に郵送される)を受け付けていました。価格は送料込みで1300円です。内容は展示会場の様子や展覧会でも出品されている福田美蘭さんの追加の図録、解説が収録されているそうです。日本の中のマネとして会場に展示されている福田美蘭さんの作品が良かったので、番外編図録も予約してしまいました。予約は展覧会会場でのみです。
日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―
2022/9/4~2022/11/3
練馬区立美術館
- ホームページ
- https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202204141649901997
- 作品リスト
- 公開されていません
- 参考ページ
- https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/26004
以下、私が気になった作品です。
- ギュスターヴ・クールペ
- 雪の断崖 (1870年) ユニマットグループ
- ポール・セザンヌ
- 水浴 (1883-87年) 大原美術館
- カミーユ・ピサロ
- エラニーの牛を追う娘 (1884年) 埼玉県立近代美術館
- アルフレッド・シスレー
- モレのポプラ並木 (1888年) 吉野石膏コレクション
- ロワン川の小屋、夕べ (1896年頃) 吉野石膏コレクション
- クロード・モネ
- アンティーブ岬 (1888年) 愛媛県美術館
- ピエール=オーギュスト・ルノワール
- 髪を結う少女 (1896年) ユニマットグループ
- メアリー・カサット
- マリー=ルイーズ・デュラン=リュエルの肖像 (1911年) 吉野石膏コレクション
- エドガー・ドガ
- ピエール・ルイス訳『ルキアノスの娼婦たちの無言劇』のための挿絵 (1935年刊) 個人蔵
- エドゥアール・マネ
- サラマンカの学生 (1860年) ポーラ美術館
- 杖を持つ男(ベラスケスによる) (1865年頃) メナード美術館
- スペインの舞踏家 (1879年) 村内美術館
- イザベル・ルモニエ嬢の肖像 (1879年頃) 吉野石膏コレクション
- 散歩(ガンビー婦人)(1880-1881年頃) 東京富士美術館
- 薄布のある帽子の女 (1881年) 大原美術館
- 白菊の図 (1881年) 茨城県近代美術館
- 裸婦 (制作年不詳) 石橋財団アーティゾン美術館
- スペイン王フェリペ4世(ベラスケスの原作に基づく) (1862年頃) 国立西洋美術館
- 剣を持った左向きの少年Ⅲ (1862年) 茨城県近代美術館
- スペインの歌手、ギタレロ (1861-62年) 町田市立国際版画美術館
- スペインの歌手、ギタレロ (1905年(初版1861-1862年)) 兵庫県立美術館
- わんぱく小僧(少年と犬) (1868-74年) 茨城県近代美術館
- ジプシーたち(『腐食銅版画協会集』第4図『腐食銅版画協会:近代の腐食銅版画』) (1862年) 町田市立国際版画美術館
- ジプシーたち (1905年(初版1861年)) 兵庫県立美術館
- ローラ・ド・ヴァランス (1863年) 東京都現代美術館
- ローラ・ド・ヴァランス(『腐食銅版画協会集』第67図)『腐食銅版画協会:近代の腐食銅版画』 (1863年) 町田市立国際版画美術館
- 死せる闘牛士 (1905年(初版1867-1868年)) 兵庫県立美術館
- 王女マルゲリータ(ベラスケスによる) (1905年(初版1862年)) 兵庫県立美術館
- オランピア (1905年(初版1867年)) 兵庫県立美術館
- ベルト・モリゾ (1905年(初版1872年)) 兵庫県立美術館
- ジャンヌ、春 (1905年(初版1882年)) 兵庫県立美術館
- 競馬 (1865-72年) 馬の博物館
- バリケード (1871年頃) 国立西洋美術館
- 石井柏亭
- 草上の小憩 (1904年) 東京国立近代美術館
- 山脇信徳
- 雨の夕 (1908年) 高知市
- 夕日 (1910年) 高知市
- 男女人物像 (1925-29年) 高知県立美術館
- 安井曾太郎
- 水浴裸婦 (1914年) 石橋財団アーティゾン美術館
- 樹蔭 (1919年) 愛媛県美術館
- 村山槐多
- 日曜の遊び (1914年) 岡崎市美術館
- 斎藤与里
- 朝 (1915年) 埼玉県立近代美術館
- 春 (1918年) 兵庫県立美術館
- 青山熊治
- 高原下図 (1926年) 兵庫県立美術館
- 熊岡美彦
- 裸体 (1928年) 茨城県近代美術館
- 片岡銀蔵
- 融和 (1934年) 岡山県立美術館
- 小磯良平
- 斉唱 (1941年) 兵庫県立美術館
- 福田美蘭
- 帽子を被った男性から見た草上の二人 (1992年) 高松市美術館
- 一富士 二鷹 三茄子 (2022年) 作家蔵
- ゼレンスキー大統領 (2022年) 作家蔵
- つるバラ(エドゥアール・マネ) (2022年) 作家蔵
- テュイルリーの公園の音楽会 (2022年) 作家蔵
- ミュージアムショップのマネ (2022年) 作家蔵