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上野の森美術館の「モネ 連作の情景」を見に行ってきました。

この展覧会は行くしかないでしょ、という感じですかね (^^)
全編モネなので、はずれもなさそうですし。

今回驚いたのが土日と平日の入場料が違っていることです。とうとうそうなりましたか、という。私は平日に行きましたが、それでも激混みでした。

あと、行列に並ばないと外にある別棟のショップに入れないというのは驚きです。展覧会を見ないとショップに入れないのは仕方ないとしても、入場するまで30分ぐらい並ばないといけないというのは予想外でした(ちなみに企画展を鑑賞する前も入れません)。

展覧会の中身の方ですが、全てモネの作品ということもあって、やはり作品は良いです。上野の森美術館は展示スペースが狭いので、かなり混み合ってはいますが、ある意味、人数が制限されているので、最悪な鑑賞環境というわけではないです。

モネの作品はいろんな美術館から借りてきていて、まぁよく集めたるものだなぁ、と感心します。海外の美術館からはもちろん、国内の美術館からも作品が集められてきています。

写真撮影が許可されているのは後半に展示されている作品のみなのですが、前半に展示されている作品にも気になる作品が多かったです。今回は「連作」がテーマなので、同じモチーフの作品が隣に並んでいて比較してみると面白かったです。同じウォータールー橋でもこんなに違います。

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クロード・モネ 「ウォータールー橋、曇り」(1900年 ヒュー・レイン・ギャラリー、ダブリン)

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クロード・モネ 「ウォータールー橋、ロンドン、日没」(1904年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー)

同じシヴェルニーでも、

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クロード・モネ「ジヴェルニーの草原」(1890年 福島県立美術館)

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クロード・モネ「ジヴェルニー付近のセーヌ川」(1894年上原美術館)

同じ睡蓮でも、

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クロード・モネ 「睡蓮」(1897-98年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館)

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クロード・モネ 「睡蓮」(1918年頃 ハッソ・プラットナー・コレクション)

国内の美術館所蔵の作品にもかかわらず、初めて見る作品もあったりして、作品の感動とは別に変なところで得した気分になりました(笑)

チケット代がちょっとお高く、人も多い展覧会ではありますが、行って損はないんじゃないかと思います

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