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東京ステーションギャラリーの「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」を見てきました。

フォロンさんのことは全く知らなかったのですが、展覧会のチラシを見たときに何か引っかかるところがあったんですよね

フォロンさんは2005年に亡くなったそうなので、最近まで活躍していたんですね。ベルギー出身のアーティストで、フランス、アメリカを渡り、世に知られるようになった、という経歴を会場のパネルの説明を読んで知りました

会場では、初期の作品から晩年の作品まで数多くの作品が展示されているのですが、直感的に感じたのは「この人、繊細な人なんだろうなぁ」ということでした。画を見ていると、心にチクッと感じたちょっとした痛みを画にしているような印象を受けるんですよね

写真撮影は不可だったので、雰囲気はメディア取材のサイトをご覧下さい。
美術展ナビ:【開幕】「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」東京ステーションギャラリーで9月23日まで よき道連れ「リトル・ハット・マン」と巡る、想像力による参加型の展覧会

作品は現代的なオブジェだったり現代画だったりするので、どの作品が良かったとかは説明できないんですが、どこかしら気にかかる箇所があって、このモヤモヤ感はなんだろう、と思いながら見てました

展示の中で一番気になったのが、矢印のモチーフと「リトル・ハット・マン」という帽子を被ったキャラクターで、この2つはフォロンのお気に入りの素材らしく作品の随所に出てくるのですが、何か意味ありげですごく気になりました。何か言いたそうなんだけど、それが何かは言ってくれない、っていう感じでしょうか

展覧会の出品リストには乗ってないんですが、ショートアニメーションの映像作品が2つ上映されていて、これから見に行かれる方は是非見て欲しいです。特に2つめの「メッセージ」という作品は、すごく「意味ありげ」でした

このモヤモヤ感を何かしら解明したいなぁ、と思って、今回は図録(3080円)を購入しました。重くて立派な図録です(笑)。図録はネットでも入手できるようです

書籍『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』

一般に、作品は会場で見るより図録で見た方が劣る場合が多いですが、今回は図録の方が見やすかったです (^^)

図録を見て会場で感じたモヤモヤ感を探ろうと思います(笑)

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