練馬区立美術館の「平田晃久 人間の波打ちぎわ」を見に行ってきました。
平田晃久さんは2028年に竣工する練馬区立美術館の建築家の方ですよね
美術館ナビ:練馬区立美術館が改築 図書館、緑地と一体で整備、よりまちに開かれた施設に
現在の練馬区立美術館も2025年には一時閉館してしまうのか、と思いながらホームページを見ていたら、平田さんご本人が今回の展示作品の説明をしている動画がありました。その内容を見ていたらちょっと面白そうだったので、行ってみることにしました。もし展覧会に行く予定であれば、事前に動画を見ておいた方が楽しめると思います。
会場に入ると、1Fのフロアーに黄色のネットが張り巡らされています(これが何を意味しているのかは動画を見ると分かります)。何も知らずに見ただけだと、なんだこりゃ、ということになりかねません(笑)
2Fへの階段の途中に展示されていた画。、シャイニングクラウズという建物のイメージ画らしいです。なんか良い感じだったので撮影しました
2Fの展示室:
上の画像の台湾の住宅も下の画像の新大阪のカプセルホテルも、モックだけで実物はないんでしょ?などと思っていたら、実際の建物がちゃんとあるのが驚きです
こちらはコンペのためのモックですかね
Sendai Tree(仙台市役所本庁建替案)
1Fの展示室:
暗闇の中の展示でしたが、これが新しい練馬区立美術館のモックみたいです
Nerima Art Museum and Nukui Library
写真で撮影するとモックばっかりになってしまうのですが、今回の展覧会の一番の気づきは、建築家は建物を作る前に建物の利用者と事前にたくさん会話をしていて、その会話から建物のコンセプトを決めている、ということでした。建築家は格好いいデザインを作るだけの人ではなくて、コンセプトを建物に落とし込む人なんですね
コンセプトを視覚的に伝えるために精密なモックを作っている、という流れが今回よく分かりました