長野県の美術館巡りの旅の続きです。松本市美術館の次に行ったのが、
ハーモ美術館です。ハーモ美術館のことは今回の旅で初めて知りました。
最寄り駅はJR篠ノ井線の下諏訪駅です。松本駅から40分ほどで着く場所ではあるのですが、電車の本数が1時間に1本ほどなので、時刻表をちゃんとチェックしておく必要があります。
ハーモ美術館は下諏訪駅からはちょっと離れたところの諏訪湖の湖畔にあります。下諏訪駅からだと歩いて20分弱ぐらいでしょうか。わたし的には徒歩で行ける範囲です(^^)。
入口に入ると、真っ正面にダリの作品があります。
サルバドール・ダリ「時のプロフィール」 (1977-1984年)
福島県の諸橋近代美術館に行った時にダリの作品はたくさん見ましたが、
ダリ作品は時計が歪んだ作品が多いですよね・・・。
ハーモ美術館は建物がまず素敵でした。展示されている作品も洗練されていて、心が穏やかになる作品が多かったです。作品の写真を撮影する場合は遠目でお願いします、ということだったので、館内の雰囲気を中心に。
2Fの展示室。手前の作品はボンボワの作品だと思います。ボンボワのことはほとんど知りませんでしたが、今回初めて見ていいなぁと思いました。
この辺りはグランマ・モーゼスの作品かと。グランマ・モーゼスもあまり知らなかったです・・・。作品のタッチが優しい。
そして、なんとアンリ・ルソーの作品がたくさん。なんでこんなにたくさんのルソーが!と驚きました。
そして別館の方に移動すると、ジョルジュ・ルオーの作品がこれまたたくさん。
そのあとはマルク・シャガールの版画集「ポエム」がずらっと並んでいて、
この後には、入口にあったサルバドール・ダリの他の作品も展示されていました。
そして1Fのフロアー(ティーセントホール)には、アンリ・マティスの切り絵「ジャズ」が。
ハーモ美術館のホームページでは作品がちょこっとしか紹介されていないのですが、実際に行ってみるとお宝の宝庫です。しかもどの作品も素敵~。
今回見た作品を記憶に残しておきたかったので、ハーモ美術館の図録(2975円)を購入しました。これがまた良いです。館内で見た作品が蘇ります。
諏訪湖の湖畔にこんな素敵な美術館があることをもっと多くの人に知って欲しいです。