アーティゾン美術館の「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」を見に行ってきました。
パリ・オペラ座にさほど興味があるわけでもないので、行こうか行くまいか迷ったのですが、とりあえず行ってみようかレベルで足を運びました。
展示はかなり気合いが入っていて、展示数が膨大です。あまりに展示が多すぎて、何に集中すればいいんだか、わからなくなるほどです。
パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂
2022/11/5~2023/2/5
アーティゾン美術館
参考サイト:美術ナビ「【開幕】欧州を代表する総合芸術の拠点、その全貌を伝える 「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」 アーティゾン美術館で来年2月5日まで」
先日、BS朝日でこの展示会の特集番組が放送されました。
アーティゾン美術館「パリ・オペラ座 – 響き合う芸術の殿堂」
この番組を見てから行けば良かった~と後悔しました。歴史的に貴重な作品をフランスからたくさん借りて実現した展示会だそうで、学術的にかなり貴重な作品が展示されているとのことでした。
庶民の私は、オペラ座と言えばバレエ。バレエと言えば、エドガー・ドガかな、ぐらいの感覚でしか見ていませんでした・・・。ということで、エドガー・ドガの作品を。
エドガー・ドガ 「踊り子」 (1873年頃、アーティゾン美術館)
エドガー・ドガ 「踊りの稽古場にて」 (1895-1898年、アーティゾン美術館)
エドガー・ドガ 「舞台袖の3人の踊り子」 (1880-1885年頃、国立西洋美術館)
写真撮影は不可でしたが、オルセー美術館の「バレエの授業」 (1873-1876年)がありました。(絵の方は展覧会の特設ページの方で見て下さい)
あと、吉野石膏コレクション所有のドガの作品「踊り子たち、ピンクと緑」 (1894年) があり、先日、山形美術館に行ったときに、
エドガー・ドガの作品がないなぁ、と思っていたらここにありました。
ちなみに吉野石膏コレクションのドガは前期のみで、後期は大原美術館の「赤い衣装をつけた三人の踊り子」 (1896年) に変わるようです。確かに先日、大原美術館に行ったとき、
https://middle-aged-portal.com/going-out-alone/2022/ohara_museum_of_art
エドガー・ドガの作品がなかったんですよねぇ。こちらに移動中だったんですかね・・・。
他には、エドゥアール・マネの作品もありました。
エドゥアール・マネ 「オペラ座の仮面舞踏会」 (1873年、ワシントン、ナショナル・ギャラリー)
エドゥアール・マネ 「オペラ座の仮面舞踏会」 (1873年、アーティゾン美術館)
玄人好みのダークな作品ですね・・・。
今回はさすがに図録は購入しませんでした。それほどパリ・オペラ座に興味がないので・・・。ポストカードはアーティゾン美術館のマネの作品2種類(「踊りの稽古場にて」と「オペラ座の仮面舞踏会」)が前に並べられていました。つい購入してしまいましたが、あとで考えると常設展示の普通のポストカードだったかな、という気が・・・。
以下、今回の展覧会で気になった作品です。
- エドゥアール・マネ
- ハムレット役のフォールの肖像 (1877年、ハンブルク美術館)
- ハムレット役のフォールの肖像 (1877年、フォルクヴァング美術館)
- オペラ座の仮面舞踏会 (1873年、ワシントン、ナショナル・ギャラリー)
- オペラ座の仮面舞踏会 (1873年、石橋財団アーティゾン美術館)
- エドガー・ドガ
- 踊り子 (1873年頃、石橋財団アーティゾン美術館)
- バレエの授業 (1873-1876年、パリ、オルセー美術館)
- 衣装をつけたバレエの踊り子のための裸体秀作 (1921-1931年、ブロンズ、パリ、オルセー美術館)
- 右足で立ち、右手を地面にのばしたアラベスク (1882-1895年、ブロンズ、石橋財団アーティゾン美術館)
- 右手で右足を持つ踊り子 (1896-1891年、ブロンズ、石橋財団アーティゾン美術館)
- 踊りの稽古場にて (1895-1898年、石橋財団アーティゾン美術館)
- 舞台袖の3人の踊り子 (1880-1885年頃、国立西洋美術館)
- 踊り子たち、ピンクと緑 (1894年、吉野石膏コレクション(山形美術館に寄託) 前期のみ展示)
- 赤い衣装をつけた三人の踊り子 (1896年、大原美術館 後期のみ展示)
- ガストン・ルルー
- オペラ座の怪人 (1910年、自筆稿、パリ、フランス国立図書館)
- マルク・シャガール
- ガルニエ宮の天井画のための最終秀作 (1963年、パリ、ポンピドゥー・センター/国立近代美術館/産業創造センター)
- オペラ座の人々 (1968–1971年、ポーラ美術館)