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坂本龍一さんの映画「Opus」を109シネマズプレミアム新宿に見に行ってきました。

109シネマズプレミアム新宿は坂本龍一さん(以下、教授)が音響を監修した映画館です。映画が始まる前に「109シネマズプレミアム新宿にご来場の皆様、坂本龍一です」という教授の映像が流れます

YouTube: 109CINEMAS PREMIUM Ryuichi Sakamoto comment

最高の音質だけあって鑑賞料金もお高く4500円です。劇場の音は響きがとても少ない(deadな)空間でした。余計な反射音がないので、映像制作者の意図通りの音が再現できるんだろうと思います。ピアノの音が真っ正面から音が直接聞こえます。演奏を録音したNHKの509スタジオの映像を見ると、吸音材をかなり敷き詰めていて、音の収録にとても気をつかっているのを感じました

鑑賞料金はお高いですが、その代わり、開演前1時間前からドリンクとポップコーンが飲食無料です

109CINEMAS PREMIUM SHINJYUKU: EXPERIENCE

ドリンクもポップコーンも劇場内に持ち込みが可能で、ポップコーン置き場とドリンク置き場がちゃんとシートに備え付けられています(画像のシート脇に注目)

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ただこの映画に限っては、あまりに静寂で繊細な映画だったこともあり、物音ひとつたてられない雰囲気がありました。ドリンクの氷がカランと音が鳴らないように気をつかうほどでした

映画におさめられている教授の最後の演奏は、いままで色々な形で何度か公開されていますが、その完全版だと思われます。最初に公開されたのが、2022年の年末に有料配信された「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」でした

『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022』オフィシャル特設サイトにて全曲解説が公開

その後にNHKでも放送されました

4/4(火)午後11:45から『NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes』を再放送

この時のセットリストは、
・The Last Emperor
・Tong Poo
・20220302 – sarabande
・The Sheltering Sky
・Aqua
・Merry Christmas Mr.Lawrence

そして完全版である今回の映画のセットリストは、

体調がすぐれない状態にもかかわらず、かなりの曲数、演奏していることが分かります。有料配信とNHKは万人向けの選曲が多かったのに対して、今回の映画では私のような長年のファンでもあまり耳馴染みのない曲や新曲が登場しています。メロディアスな曲を目当てに映画を見にいくと、ちょっと肩すかしを食らうかもしれません。

映画をこれから見る人のためにネタバレは避けますが、映像を見ていると、体力が弱っていて演奏するのが大変そうなのが、よくわかります。それでも自分の作品を一所懸命演奏する姿に心を打たれます。セットリストにメジャーではない曲を入れているのは、本人が演奏する姿を後世に残したかったのではないかと思ってしまいました。先日のヤマハ銀座店のピアノ展の自動演奏データを残す作業といい、今回のレアな曲の選曲といい、自分本人の演奏を楽譜だけでなく、マルチメディア的に残そうとする意気込みを強く感じました。

坂本龍一 TIME 国立新美術館 中劇場 / ピアノ展 ヤマハ銀座店

9階のギフトショップでは、教授の関連商品がたくさん販売されていました。が、長年のファン的には、これといってめぼしい品はなかったです (^^)

この109シネマズプレミアム新宿が入っている「東急歌舞伎町タワー」は凄いですね。東京出身の私ですが、新宿の変わりようについて行けません (-_-)。 特に低層階の飲食店には外国観光客がたくさんいて、2階にはよくテレビで見る居酒屋(新宿カブキhall~歌舞伎横丁)がありました。私はたぶん行かないでしょうねぇ(笑)