「現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒターの16年ぶりの個展」という貴重な展覧会ですが、素人の私が見て分かるのものなのかな?と思いつつも、興味に任せて行ってみました。
実際に見てみると(理解はできないですが)感じるものは確かにありました。本物を見ることの意味がちょっと分かった気がします。理由はわからないものの気になる作品というのはいくつかあるもので、ついそこで足が止まってしまいます。
来場者はそんなにいないんじゃないかと思っていたのですが、予想外に多くの人が来場していて、来場者それぞれが自分が気になる作品の前で止まっているのを見ていて興味深かったです。
作品はほとんどが抽象的な題材を扱っていることもあり、いくつかは作品はタイトルが同じものがあり、そうなると作品をどうやって管理しているんだろう、などとどうでもいいことを思ったりもして・・・。
ホームページでも紹介されている「ビルケナウ」(2014年)。近くで見るともっと迫力があります。
同じタイトルの作品がいくつかある抽象的な作品の1つ「アブストラクト・ペインティング」(2017年)
こちらは写真を使った比較的普通っぽい作品「モーターボート(第1ヴァージョン」(1965年)
常設展の「MOTコレクション」にもゲルハルト・リヒターの作品があります。
「抽象絵画(赤)」(1994年)
リヒターの作品ではありませんが、常設展示の小企画として「新収蔵&特別公開|ピエール・ボナール《プロヴァンス風景》」も開催されており、こちらの作品もなかなか良かったです。
タイトルにもなっているピエール・ボナールの「プロヴァンス風景」(1932年)
そしてパブロ・ピカソの作品も。
パブロ・ピカソ「ラ・ガループの海水浴場」(1955年)
やっぱり行って良かったです(笑)
ゲルハルト・リヒター展
2022/6/7~2022/10/2
東京国立近代美術館
- ホームページ
- https://richter.exhibit.jp/
- 作品リスト
- (公開されていません)
- 参考ページ
- https://artexhibition.jp/topics/news/20220630-AEJ863199/