彫刻の森美術館 2022年10月

箱根のポーラ美術館に行ったついでに、彫刻の森美術館にも行ってきました。

ピカソ 青の時代を超えて ポーラ美術館

子供の頃に行った記憶はあるのですが、ちゃんと見学したのは今回が初めてです。彫刻の森美術館は子供の野外教育の場所としても使われているようで、学校の先生に引率された子供たちを複数みかけました。入口近くには室内の常設展示棟があります(写真に写っている建物)。こちらではジャコメッティ、荻原守衛などの「名作コレクション展」の作品が展示されています。

入場口の広場の横を見ると、いきなりこんな作品があってビックリさせられます。

フランソワーザピエ,クロード・ラランヌ 「嘆きの天使」 (1906年)

とにかく敷地が広いので、ちょっとしたハイキング気分です。彫刻の森美術館だけあって、歩いていると彫刻が本当にたくさんあります。しばらく歩いていると、ピカソ館にたどり着きます。

昔フジテレビで早朝に放送されていた彫刻の森美術館のCMでピカソ館の画像が流れていたのをよく覚えています(彫刻の森美術館はフジサンケイグループなので、フジテレビで放送されていたんですね)。ピカソ館では「異形のピカソ」というテーマで、陶芸、油彩画、デッサンなど色んな種類の作品が展示されていました。作品の数はかなり多かったです(写真撮影は不可でした)。

ピカソ館から少し歩くとタワーがあり、外見は普通のタワーなんですが、

中に入ると、タワーはきらびやかなステンドグラスで囲まれています。

ガブリエル・ロワール 「幸せをよぶシンフォニー彫刻」 (1975年)

タワーの最上部から見下ろすと、ヘンリー・ムーアの彫刻が見えます。

ヘンリー・ムーアの彫刻は松岡美術館で見て以来、好きになりました。

松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.2 松岡美術館

柔らかい感じがいいですよね。

ヘンリー・ムーア 「ファミリー・グループ」 (1948-1949年)

大理石の彫刻もあったり、

ジュリアーノ・ヴァンジ 「偉大なる物語」 (2004年)

彫刻の森美術館のCMで見たことがある、回転する棒のオブジェの展示もありました。

伊藤 隆道 「16本の回転する曲がった棒」 (1969年)

当初は彫刻ばかりで飽きるかなと思っていたのですが、かなり楽しめました。お天気の良い日に行きたいですね。

彫刻の森美術館と美ヶ原高原美術館の作品が収められているガイドブックはインターネットで購入できます。

図録「コレクションガイド」 彫刻の森美術館・美ヶ原高原美術館