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上野不忍池のそばにある横山大観記念館と旧岩崎邸庭園に行ってきました。

横山大観記念館は、BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」で取り上げられていたのをたまたま覚えていたので、上野に行ったついでに立ち寄ってみました。

横山大観記念館は上野不忍池の裏側にあるんですが、こっちの方面ってあまり行く用事がないんですよね。私は東京出身ですが、恥ずかしながら今まで来たことがなかったです。裏にある東京大学には何度か行ったことがありますけどね(入学はしてませんが・・・(^^))。

私が行ったときの展示は、「生々流転」誕生100周年記念展でした。重要文化財の「生々流転」の制作過程で生じた未完成部分が展示されているとのこと。「生々流転」は先日、東京国立近代美術館で見たことを覚えていたので、ちょっと興味がありました。

重要文化財の秘密 / MOMATコレクション 東京国立近代美術館

横山大観記念館を道の反対側から見たところ
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横山大観記念館の玄関
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ここは横山大観が実際に住んでいたところを記念館として公開しています。1Fは基本的に撮影不可で、2Fのみ撮影可でした。部屋の様子は「ぶらぶら美術・博物館」でも紹介されていましたが、部屋から庭園がどう見えるか綿密にデザインされていて、かなりこだわった造りの住宅でした。

2Fの様子です。
横山大観が実際に画を書いていた場所
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生気放光(複製)(1942年)

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画材

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霊峰飛鶴(1953年)

1Fがメインの展示になっていて、「生々流転」の未完成部分やその他の作品が展示されていました。「生々流転」の未完成部分は、重要文化財には及ばないものの確かに「生々流転」でした(その他の展示作品は「生々流転」誕生100周年記念展のpdfを参照)。

1Fにあった作品の中では、第2客間にあった「杏(1924年)」と寝室にあった「みみずく(1922年)」が気にいりました。「杏」の方は「生々流転」誕生100周年記念展のpdfの中で紹介されていますが、「みみずく」の方は紹介されていないんですよね。

インターネットで「みみずく」の画像を探してみたのですが、どうも公開されていないようです。唯一、DNPアートコミュニケーションズのImage Archiveで見つかりましたが、小さくてよくわからないですね。ふくろうがこっちを向いている画なんですが、妙に印象に残るんです。たまたま記念館の職員の方(ぶらぶら美術・博物館」に出ていたひ孫さん?)が他のお客さんに画の説明をしていたので、横で聞いていたんですが、どこから見てもふくろうと目が合うらしいです。

上野不忍池に来たついでに、近くにあった旧岩崎邸庭園(これも重要文化財)にも行ってきました。ここも東京都の庭園として知られているところなので名前は知っていましたが、今回始めて行くことになりました。

旧岩崎邸庭園は三菱の三代目社長の本邸だったところです。
入口
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洋館の正面
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洋館の裏側
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庭園
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重要文化財ということもあり、建物の中には「触れないでください」「撮影はしないでください」とあちこちに書かれてました (^^)

建物の中は冷房も入っておらず、窓全開状態で、まぁ暑いこと、暑いこと・・・

足早に帰ってきました(笑)